応援コメント

双頭のグリフォン」への応援コメント

  • GBさま。「楽園の手」—— 初めて拝読して強いインパクトを受けたGBさまの作品がこちらでしたので、友未の中にGBさま=SF作家という思い込みが出来上がってしまっていました!あらためて作品目録を確かめさせて頂いて、ものすごく遅まきながら、主戦場は異世界ファンタジーだったのだとようやく気づかされました。しかも、「コレクション」を拝見させて頂いたところ、含まれる7作品が「同一世界を舞台とする物語」とあるではありませんか!「九十九の黎明」はおそらくその中心とも呼べそうな生涯作品ではないかと拝察いたします。
    「異世界ファンタジー」、実は、友未の最も苦手なジャンルのひとつでした😅!子供時代はそういう本や映画が大好きでしたし、テレビゲームのロールプレイングなどは今でも時々楽しんでいるのですが、日本中、また、世界中、これだけ呪文や指輪だらけになってしまうと流石にあらためて読むのが億劫になってしまっています。宇宙やメルヘンがよくてなぜ中世や異郷がだめなのかと言われると確かにその通りなのですが、なぜか世界観に浸りこめないものを感じてしまうようです。
    「九十九の黎明」、日本や中国、韓国などの古史を背景に展開される歴史ドラマにも通じるような面白さがあり、キュートな「ぼくっ娘」の主人公が好きでした。ただ、パーティーやその家族たちが善人だらけなことや、話の展開が友未の好みからは若干おとなし目な寂しさもありました。これだけの大作ですので、ゆったりと、ていねいに語られて行くのが自然ですし、ライトノベルのように戦闘や恋愛だらけでも困るのですが、多くの謎に導かれて進んで行く冒険そのものの面白さに比べて、人対人の共感や反発、ものの見方の違いなどへの踏み込みが幾分淡白な気がするのは、物語がまだ序盤であるせいでしょうか。
     企画とは別に、この先も、のんびりと読み継がせて頂きます。

    作者からの返信

    ご高覧ありがとうございます!
    ファンタジー以外も書いているんですが、言われてみれば、カクヨムにはあまり掲載していませんでしたね。今数えてみたら、完成作品のうちファンタジーは三分の一もありませんでした。とはいえ、それだけ作品数に差がありながらトータルでの文字数はファンタジーのほうが幾分多いので、主戦場がファンタジーという印象を抱かれるのは当然だと思います。
    (といいつつ、SFファンタジーだったりミステリファンタジーだったり、ジャンル分けに悩むものが少なくないため、「ジャンル:GB」とよく嘯いているという笑)

    この作品は、私が意識して書いた初めてのジュブナイルです。十代の子供達に向けて、十代の自分が読みたかった物語を、魂込めて全力でものしました。
    あれこれと書きたいこと伝えたいことを特大の風呂敷に山盛りにしたせいで、畳むのにたくさんの文字を費やすことになった次第です。

    序盤がゆったりとしているのは、描写をイチから積み上げているせいもあると思います。ファンタジーにまだ慣れていない子にも読んでもらいたい、と思ったのです。製本したものを小五の甥っ子に渡したのですが、お蔭さまで好評でした。
    歴史ドラマっぽく思われたのは、文化や習俗について触れているからかもしれませんね。世界を、歴史を紡ぎたい、という、私の趣味も多分に含まれています。

    読み進めるうちにある時点で物語の印象がガラリと変わることになると思いますが、そこまでお付き合いいただけたら、幸甚です。
    丁寧なご感想を、そして素敵な企画を、ありがとうございました!

  • 拝読いたしました。

    少し気になる点がありました。それは戦闘描写において人物名が連続している点です。「グリフォンが」・「オーリが」と短い文にこうも重複してしまうと、少しばかり読みにくい印象でした。主語+述語で「Aは~した」という文は、誰が何をしているのかという点においてはとても分かりやすいのですが、主語が文章の主体にあるため、戦闘描写自体が不明瞭となってしまう場合があるのです。

    しかし戦闘描写の臨場感は卓越したものを感じました。文章が窮屈そうには感じましたが、情景はありありと思い浮かぶものがありました。


    それと考察です。暖かい目で見てくれると嬉しいです。

    ヘレー宅の裏には小さな墓がありました。その『小さい』という形容詞から、その墓には子供が眠っているのだと思います。異世界は海外同様に埋葬する習慣があるとそういう風に認識しています。ただ死体は見つかっていないが、死んだという結果のみで、墓を立てている可能性は拭えないのですが。

    もし墓にヘレーの子供が眠っているという想像が正しい場合、それはそれで疑問が浮かびます。ただ、ミスリードであるかもと疑ってしまいます。

    まだまだ謎は深まるばかりです。面白かったです。

    作者からの返信

    ご高覧ありがとうございます。

    以前のコメント返信でも書いたとおり、戦闘描写に改善の余地があるな……とは、自分でもしばらく前から思っておりました。が、キャラ名連発については盲点でした。貴重なご意見をありがとうございます!
    (今まで全然気づいていなかったの、もしかしたら翻訳ものばかり読んでいたからかもしれません……と責任転嫁めいたことを思ったり)
    ちょっと脳みそをリセットして、描写を一から見直してみました。あまり大胆な修正はできませんでしたが、これが私にとっては現時点でのベストです。

    考察もありがとうございます!
    ヘレーの「亡くなった子供」の裏付けとしてオーリが語った、小さな墓。気に留めてくださって嬉しいです。この疑問は次の章で解けるでしょう。
    小さな謎とその答え合わせを繰り返しながら、物語の大きな流れを繋いでいく構成において、こうやって謎を拾っていただけるのが本当に幸せです。

  • こんばんは。
    コメント失礼いたします。
    以前から拝読させていただこうとブクマだけはしていたのですが、カクヨムコンに参加されていることを知り、微力ながら応援に参りました。
    そして、ギリギリで申し訳ありません。

    タグに児童文学とありましたが、雰囲気は王道ファンタジーでありながら、主人公の測量や謎の囁き声、そして失踪したへレーさんなど読み応えのある要素が満載でとてもワクワクしております!

    皆さん魅力的ですが、オーリさんの滲み出るいい人っぽいオーラがとても気になっております。

    続きもまたお邪魔させていただきます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!!
    カクヨムコン応援、ありがとうございます! お星さまは勿論ですが、こうやって読んでいただけるということがものすごく嬉しいです、ありがとうございます! 参加して良かった……。

    私は基本的に、自分が読みたい物語を書いているんですが、この物語は現在の自分だけではなく、かつての自分が読んでいた、読みたかったものを思い返して書きました。楽しんでいただけることを全力で祈るばかりです。

    オーリ、愛想がない上に無口なため描写の仕方に悩みまくっていたので、オーラを感じていただけたことに大喜びしています!
    長い物語ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

  • コメント失礼します。
    ゆっくりペースですが、タイムラインでお見かけしてたので読んでいました^^*
    測量技術を使った職業も面白いですし、失踪したヘレーさんの謎も深まるばかりです。
    双頭のグリフォンは「あんたら偽物だったんかーい」と内心ツッコミましたが、オーリさんとモウルさんのバディ好きです。キャラクターがみんなそれぞれの良さがあっていいですよね^^*
    ゆっくりペースになりますが、また読みにきます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございますー!
    長い物語なため、読み始めるのに気合いが必要だったことだと思います。読んでくださりありがとうございます!(そしてツイッタで話題にしてくださった方々にも多大なる感謝を……もう全方位に足を向けて寝られません……)

    測量や地図の話もですが、バディものとかボーイッシュな女の子とか、好きなものをあれこれ詰め込んで書きました。楽しんでいただけたらいいなあ、と祈っています。
    思わせぶりに語られている謎もきちんと回収いたしますので、どうか安心して、のんびりゆっくりお付き合いいただければ幸いです~。

  • バトルの描写、というか剣術の描写がすごかったです。どういうもの読んできたらこんなん書けるんだろう。読書体験だけじゃなくて剣道か何かの経験とかあるんだろうか。

    作者からの返信

    なんという過分なお言葉!ありがとうございます!!
    剣術については新紀元社の『中世ヨーロッパの武術』で基本の形《かた》を調べました。
    技の掛け合いは、以前ちょろっと空手を嗜んでいたので、組み手の際の感覚を応用して組み立てました。緊迫感とかそういうのが表現できていたのなら良かったです!ヤッター!

  • 冒険の初めから大変な目にあって、モウルもイレナも疲れたでしょうね。
    頼もしい(?)新メンバーも加わり、だんだんパーティーらしくなってきましたし、謎は深まるばかり。先が楽しみです。

    作者からの返信

    真剣での戦闘となると、相当緊張するでしょうね。オーリはともかくイレナは、「これで、初めて人を殺すことになるのかもしれない、と思うと、ね」という台詞があるように、実戦経験は無かったという設定なので、きっと家に帰ったらバタンキューだったと思います。

    頼もしいかもしれない新メンバーは、次章初っ端から出張ってきますので、是非楽しみにしていてくださいませ!