第3話「マイケル以外なら…とか思ってた時期もあったけども」

 どうも山田です。

 僕の目の前では、5人の家族が僕の名前を決めようとしています。

 いやー、マイケル以外なら何でもいいや。


 おっと、どうやらじゃんけんで決める様子。

 ちなみに…


 父→孫悟空

 母→マイケル

 姉→破壊神

 祖父→太郎

 祖母→ポチ


 この世界って皆こうなんですか?

 祖父ぐらいしかまともな名前がねぇよ。


 父と姉のは何?

 強そうだけども! 


 祖母に至ってはさぁ…

 ペット扱いじゃないか、僕。


 マイケル以外なら…とか思ってた時期もあったけども。


「よっしゃあ!」


 何やら騒がしくなり見てみると、祖父が1人でガッツポーズをとっていた。

 そして僕の方へ走ってくる。


「お前は太郎で決定じゃ!」


 じいさん、超グッジョブ!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る