41.気がついたら、私は
気がついたら、私は病院にいた。鉄格子の中での生活。刑務所と唯一違うことは、やって来る人間が看守ではなく看護師であることだった。私はいったい何をして、ここに入れられたのだろう。思い出せず、私は苛立ちから壁に拳を降り下ろした。「お薬の時間ですよ」感情ごと、鉄格子の外に沈んでいく。
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