はかない週間リクエスト 口を閉ざしたカノジョと饒舌な日々

我闘亜々亜

第1話

 事務員は全員に平等でないといけない。

 オレのモットーだ。

 無二の親友であったとしても、恩人であったとしても。

 私情でえこひいきをしたらいけない。

 自警団事務員のオレとして、最低限にしてこれ以上ない最高の大切なつとめだ。

 受諾した依頼資料の作成や、資料を受諾者に渡したり、受託した依頼を誰に充当するかもオレの役目。

 戦いもできないオレが、平和をかげから支えられる。やりがいがあって、一切の手は抜けない。

 依頼人の不安を消して、笑顔のある生活を守るのが自警団。

 ひいきで充当するなんて、依頼人に最大級の失礼だ。

 自警団員と初対面だとしても、周囲の評判がよくなかったとしても。依頼に最大の適任と思ったなら、周囲にどれだけ反対されたとしても、その自警団員に任せるべきだと、オレは思う。

 今だってオレは、自警団本部の事務室で平等に平等を重ねて働く。

 小さな依頼。大きな依頼。すべてを解決に導けるように。オレにできることを、平等に全力で。依頼内容の大小に関係なく、依頼者の不安は変わらないのだから。

「エディオー」

 少し鼻にかかった、かったるい口調はすぐわかる。ハーネットだ。

 オレと同じ事務員でありながら『頭を使うのは苦手』という理由で、書類の整理や自警団員のサポートをメインにしている。

 自警団に来た時期や年齢が近いものあって、今まで交流は続いている。腹を割って話せる友人の1人。

「おー」

 だから、この挨拶でいい。顔をあげるどころか、一瞥もしない。それでも許される関係。

「次の依頼で、ちょっと困ったことがあって」

 言いながら歩いてきて、オレの隣の椅子に座った。乱暴に椅子をひく音とか、どかっと豪快に座る所作ももう気にならない。

 聞かずとも、説明は続けられると予想がつく。一瞥もなく、言葉すら発しないまま仕事を続ける。

「数人で協力して進める依頼があるん。その中の1人が、とにかく近寄りがたいとかでさ。『外してほしい』って声もあるんよ」

 この口ぶりだと、オレが担当した依頼ではないな。オレが既知なら、ハーネットがわざわざ丁寧に説明するわけがない。

 複数の自警団員で協力して遂行する依頼もある。参加する自警団員の1人が近寄りがたいから、他に参加する団員から反対の声があがった。って意味か。

 自警団には、様々な事情を抱えた人もいる。そんな人がいるのも重々承知だ。

 若干ながら、深刻性を感じる。手をとめて、ハーネットに視線を移す。困窮とまではいかない表情だけど、明るいとはほど遠い。いつも明朗な顔をしているわけではないけど。長いつきあいだから、少しの変化もすぐにわかる。

「他の人に変えられないのか?」

 その1人がいるせいで、他に悪影響があるなら。最善のメンバーとは思えない。メンバー同士の相性も考えた最善で、選出し直すべきだ。

「強さだけはあるんよ。他の強い団員、出払ってるん。変えたら、正直戦力どーよって」

 それは悩むな。

 『強さ』という単語があるからには、魔獣の討伐や護衛とかの危険が伴う依頼。強さは欠かせない。

 同じくらいに『仲間と協力すること』が大切になる。1人で遂行できないからこそ、複数人で赴くことになっているのだから。

 強いけど、近寄りがたくて協力できない。

 別の人に変えたら、協力はできても強さに不安が残る。

 強さに影響を与えないほどに人員を増やすというのも、依頼内容なり資金の問題なりでできないんだ。

 となると。

「どうにか、その人に協力するように説得するのがいいんじゃないか?」

 依頼の失敗は、なによりもさけなけいといけない。

 自警団や、依頼に参加した団員の評判が落ちるとかは、大きな問題ではない。

 依頼人を救えないだけでなく、依頼に参加した自警団の仲間を傷つけることになるんだ。絶対にいけない。依頼の完遂、全自警団員の無事な帰還。それがないと、完全なる完遂とは言えない。

 評判なんて、努力次第でいくらでも戻せる。なによりも優先して考えるべきは、依頼者のこと。団員の無事だ。

 人員を増やせない。別の人に変えたら、強さに不安が残るというなら。やっぱり、近寄りがたいその人に協力するように頼むのが最善だ。

「だろ?」

 深爪ぎみの人差し指を向けられて、軽く言われた。態度のせいで『軽い』と誤解されて嫌われるのは、ハーネットの悪い点だ。指摘しても直らないから、オレはもう諦めた。『軽妙で人当りがいいんだ』と、前向きに考えるしかない。他の人に伝わってくれないのが、悩みどころだ。ハーネットは気にしてなさそうだし、オレだけ気にしても仕方あるまい。

「さすが、エディオ。同意見ー」

 指していた手を平手に戻して、向けられた。わかった、ハイタッチな。音の鳴らないハイタッチは、ちっとも手を傷めない。爽快感も皆無。それでもよくやりたがるから、理解できない。すっかりなれたノリに応じながらも、疑問を漏らす。

「だったら、どうして聞いた」

 同意を求めて、自信をつけたかったのか? らしくない行動だ。

「エディオに頼もうと思って」

 はれぼったいまぶたと平行な口調のせいで、人に頼む際の態度には一切見えない。他の人にもこの態度だったら、改めて注意してやらないといけない。いや、外見はどうしようもできないけど。誠意をかすみとれもしない口調は、問題あるだろ。

「……なにを?」

 今までの文脈を思い返しても、オレになにを頼もうとしたのか心当たらない。

「お得意の平等精神をぶつけて、仲間と仲良くするように説得して」

 ……そういう意味か。

 問題の人の処遇をどうするべきか最初に聞いたのも、オレが『依頼はその人と進めるべき』と答えるとわかった上での行動だったんだ。言ってしまった以上、オレは断りにくくなって快諾せざるを得ない。

 相変わらず、そんな頭は回せるな。

「暴力的ではないから、体の無傷は保障する。心は知らんけど」

 おい、気になる言葉が最後にあったぞ。メンタルを折られかねない相手なのか? だから、オレに押しつけようとしたのか。

 断ったら、ハーネットが説得に向かうのか?

 軽口だけが得意なハーネットが挑んでも、いい結果にはつながらないとしか思えない。むしろ相手を逆なでして、保障されたはずの体の傷を追いかねないかも。

 自業自得……ではあるけど、オレが受諾したら防げたであろう傷。間接的にオレがハーネットを傷つけたようなもんだ。こんなヤツとはいえ、ケガした事実を喜べはしない。罪悪感しかない。

 そんな事件が露見したら、相手も謹慎とかで依頼に参加できなくなる可能性が出る。そうなったら、依頼の完遂に支障が出かねない。依頼に参加した他の仲間の負担が増えて、ケガを負うことになる可能性だって。

 ハーネットに説得を任せるだけで、芋づる方式で悪い事態に沈んでいく。

 ……ハーネットにだけは任せられない。

 依頼者のためにも、自警団の仲間のためにも、依頼は最善の構成で望まないといけない。

 そのために、オレにできることがあるのなら。

「その人の資料は?」

 掌中なのをわかって、行動するのはシャクだけど。やらなかったら、後悔する未来しかない。

 ハーネットにとっての最善は『オレに任せる』ことだったんだ。頼む態度のせいで、素直に受諾しにくくなってるだけ。そう考えよう。

 ハーネットのことだ。他の人に説得を頼んでも、うまくいかない可能性が高いだろ。行動するなら、早いほうがいい。オレが受諾するのが早い。

 ハーネットのためではない。依頼者と自警団員のためだ。

「あーい」

 オレが受諾する想定しかしてなかったかのように、資料を渡された。

 名前や性別、髪や瞳の色、使える武器や魔法の種類とかがざっくりまとめられた、自警団の正式な書類。

 依頼に最適な団員を選出する際に、オレも世話になる。見なれたフォーマットだ。人によっては項目に空欄があったりするけど、許容するのが仲間だ。事情を詮索するのはご法度。自警団員になれた時点で、怪しい事情はないんだ。オレが気にする必要はない。

 リメ。女性。剣士。魔法は使えない……か。過去に謹慎とかの経験もない。珍しい特徴は見当たらない。

「どんな『近寄りがたい』かは聞いたの?」

 さすがに書類には、性格的なことまでは言及されていない。

 近寄りがたいでも、怖い、冷たい、拒絶される、騒がしすぎる、マジメすぎる、口うるさいとか、種類はある。どれ系かによって、対処も変わるよな。

「話さない。一切」

 ハーネットは書類内容に興味はないのか、オレの持つ書類に一目すらしない。ハーネットはハーネットなりにどうにかできないか、暗記できるほどになめるように見たのかもな。

「少しは話すだろ」

 喉をケガしたとかでない限り、声は出せる。コミュニケーションをするで会話は必要で、欠かせないツールだ。

「真偽は自分で確認せれ。この時間は裏で修練してること、多いらしい」

 ゆったりした口調のまま、急かされた。

 ハーネットの命令で動くみたいで、シャクだけど。オレがやらないと、負の連鎖の危機。やるしかないなら、早いほうがいい。資料を手に、腰をあげる。

 団員にあふれた本部で、見たこともない人を見つけるのは大変だ。ハーネットのくれた情報の時間がすぎる前に、少しでも進めたい。

「全力感謝~。成功したら、飯でもおごっちゃる」

 なぜか上から目線の、抜け感しかない声。背中に聞きながら、駆けた。散財するほど、おごらせてやる。オレの仕事を見くびるなよ。




 自警団本部の扉を開けて、外に出た。草とほどほどの木々に囲まれて、自然は多い。

 付近の森には、薬とかの材料になる素材が豊富に自生している。魔獣も出るけどどれも弱くて、修練や採取によく利用されているとか。戦えないオレは行かないけど。

 目的地に到着して、見回して目的の人を求める。適度な広さがある本部の裏は、武術の修練にいそしむ団員が多くいる。風がとまったかのようにむわりとする汗のにおいが、努力の証拠だ。励む人たちを見ると、オレも身がひきしまる。安心して任せられる裏方にならないと。

 それぞれの修練には、つい見とれる。資料だけではわからない情報があるから。最善のメンバーで依頼を任せるために、情報は多いほうがいい。努力を見たから『次の依頼はあの人に任せよう』なんて思ってはいけないけど。事務員は、全員に平等でないといけない。

 いや、今回は団員の修練を見に来たわけではない。人を見つけに来たんだ。

 意識を新たに、人々を見回す。剣の修練をして、髪の色は……資料の情報と合致する人を求めて視線をさまよわせて、一点でとまる。

 いた。

 条件に当てはまる人が、りんとした姿で1人で剣をふるっていた。

 修練する他の人の邪魔にならないように、ゆっくり近づく。間合いを詰めるより前に、その人はおもむろに剣をやめた。修練中特有の気迫にひるみそうになりながら接近を続けるオレに、顔が向けられる。

 すらりと高い身長に、しなやかに伸びる手足。ホクロすらない無地の濃い目の肌に、日にてらされた汗が光る。汗にはりついた前髪と対比を作る、風になびく細い毛束の美しい長髪。すべてを見透かすかのような淡い瞳に、小さく開いた薄めのリップ。

 初めて見る閑雅さに、思わず息をのんだ。

 長いまつげの奥にある瞳に見つめられて、目的を思い出す。

「……リメで、あってる?」

 この世のものとは思えない雰囲気に、思わず恐々としながら聞く。折れそうなほど細い首は、小さくこくりと前にかたむいた。

 本当に話さない。

 この程度ならな。無口とか人見知りとかで、よくある。

 オレの緊張が伝わって、無口にさせてしまった可能性もある。神秘のたたずまいを吸収してわきたつ緊張を潜めて、平静を演じて言葉を続ける。

「少し話したいんだけど、いつならいい?」

 いつもなら『今、時間ある?』と聞く。あえて『はい、いいえ』で答えられない質問に変えた。どの程度の無口か、ある程度探れるかもしれない。

 緊張をとけるように、人なつこい笑顔を作る。いつもなら無意識でもできるのに、今は違和感なくちゃんと笑えたか不安だ。ひきつっていそう。緊張よ、消えろ。消えてくれ。依頼の完遂のために、オレがやらないといけないんだ。

 リメは無言で歩いて、本部の壁にもたれかかった。

 この行動が意味することは。

「今……いい?」

 点頭される。

 話さなかった。無口レベルは高そうだ。

 高圧的とか、拒絶的な態度も見られない。初対面のオレの相手をしてくれるなら、協力については案外いい返事をしてくれるか? 門前払いされなくて、ひとまず安心だ。

「ありがと。オレは事務のエディオ。よろしく」

 やっぱり無言の点頭だけだった。視線はオレに向いているから、他人に無関心ってわけではなさそうだ。オレの話に、耳をかたむけてはくれる。交流嫌いってわけではないのか? 仕事の話だと判断して、無視されていないだけ? 少なくとも、態度の悪さはない。修練に励んでいたし、マジメさは伝わる。

「いつもここで訓練してるの?」

 返ったのは、またしても首肯のみ。本当に話さないな。表情も変化がなくて、1人でもりあがっている気分になる。点頭があるから、かろうじて無視ではないとわかるけど。完全なる無反応だったら、早くも心が負傷していそうだ。

「お疲れ様。オレは一切戦えないから、武器を使える人って尊敬するよ」

 『努力でどうにかなる』と熱く語るような人もいる。オレは武器を使えないだけでなく『魔獣を前に恐怖しかわかない』という構造的欠陥がある。

 幼い頃、魔獣に追いかけられたのが原因らしい。覚えていないのに、トラウマになるなんて。トラウマになるほどだったからこそ、記憶から消したのか?

 オレを追いかけた魔獣は、実際は人間にほとんど危害を加えない安全な種類だった。事実、周囲は犬との追いかけっこレベルにしか認知していなかった。だからって、すぐに助けなかった事実はどうかと思う。オレもケガはなかったとはいえ、故郷の人たちはのん気すぎる。

「任務でさ、仲間と交流する必要があるだろうけど」

 しまった。任務の詳細、聞き忘れた。ハーネットめ、大切なことを教えやがらないなんて。渡された資料は、リメ個人のものだけだ。恨みかけたけど、既に遅し。リメの前で態度にも出せない。おごる量を増やしてもらえるほどのミスだ。覚悟しておけ。

 聞き忘れたオレにも過失はあるけど、今回は棚にあげる。ハーネットだ。その程度の傲慢、許される。

「全員、いい人だから、話してみなよ。協力しあったら、今よりもっと力を発揮できると思う」

 任務の詳細もリメのことも知らないから、我ながら薄っぺらい説得になった。

 案の定、オレを見たまま動じないリメ。感情の読めない色の瞳のせいで、嫌がっているのかすらわからない。

 さすがに、これだと無理……か?

「ダメ……かな?」

 おそるおそる聞く。リメの首は、やおら横に動いた。

 首を横に振る。つまり、拒否。

 だけど、オレの今の問いは。

「『協力してもいい』って意味?」

 『ダメかな?』のオレの問いに、首を振って否定した。『ダメではない』と解釈してもいいのか? 『1つ前の問いに答えた』とかでないなら、そう解釈してもいい。

 あるいは話さない上に『はい、いいえ』での交流すら困難な、初めてのタイプなのか。

 緊張と期待を胸に、じっと見つめて返答を待つ。リメの首は、前にかたむいた。

「協力してもいい?」

 再度、確認の問いをする。リメは点頭した。汗を含んだ前髪が、重い束を揺らした。

「本当!?」

 紛れもなく、リメは点頭した。

 やった! こんなにあっさり応じてくれるなんて!

 ハーネットの言葉のせいで、無理難題なんじゃないかとも思いかけた。がっつり楽じゃん! いい人じゃん!

 思わず、笑みがこぼれた。けど、重大な事実に気づく。

「いや……話してほしいんだけど」

 協力のために、会話は欠かせない。話さないせいで、リメは近寄りがたいと思われている。

 今回の依頼に関係なく、リメを話すようにするのは重要だ。実力はあっても、無言のせいでリメに悪評が立ちかねない。悪い人ではなさそうだし、不当な評価はさけたい。

 オレの思いをよそに、不変の表情で変わらない点頭。オレの言葉の意味は、理解はしているのか?

「喉、痛い?」

 次は横に動く。痛くはない。

 話せるのに、協力はしてくれるのに、言葉を発さない。

 総合して考えると。

「……オレとは話したくない?」

 仲間以外とは話したくない。リメからしたら、初対面で未知のオレ。簡単に警戒はとけないって意味? そうだよな?

 思いとは裏腹に、リメの答えは『違う』だった。

 オレとは話したくないわけではないのに、協力すると答えたのに、話さない。

 ……なにも解決していない。終わらせたくて、適当に答えられただけだ。

「話したら、きっと楽しくなるよ」

 伝えても、リメは反応しなかった。

 ついに『はい』も『いいえ』も消えた。

 『楽しい』と認められはしないけど、拒否する心もない……ってことか? 交流で生まれる楽しさの期待も、少しはあるのか? 返事が面倒になっただけ?

 続けられる無言に、ハーネットの言葉がよぎった。これはメンタル、こたえるわ。心のライフゲージがあったら、とっくに半分を切ったな。

 悪意のない無視でも、心に刺さるんだな。オレを見てはくれているから、無視ではないけど。言葉の交流ができないって、こんなにつらいのか。

 どんなにつまらない内容でもおいそれと返してくれるハーネットのありがたみを、知った気がした。ハーネット相手でも、無視はやめよう。『おー』の一言でも、反応があるってすばらしい。

「……邪魔して、ごめんな。考えといて」

 無言が続く未来がかすめて、心がへし折れる音がした。これ以上この場にいたら、オレの決意が消える。依頼に関係するあらゆることのためにも、それだけはいけない。

 『状況によっては、逃亡も立派な戦術』と、戦える団員が言っていた。逃げるみたいだけど、放棄ではない。戦術的撤退だ。

 話を終わらせて、足早にその場を去った。背中に、別れの声が届くことはなかった。

 今のままだと、情報が少なすぎる。情報を集めないと、活路が見出せない。

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