第6話 異世界でも神聖

 おっさん曰く、俺はこちらの世界でも八咫鴉と言う名前の神獣らしい。神獣とは、日本で言う神様の使いで、地上で生きる者達の中では一番高位の存在である事が分かった。

 この世界には幾つかの国がそれぞれ神獣を祀っていて、俺はどうやらその中の一つであるアストラって国の神殿内に設けられた地下祭壇に厳重に保管されてたっぽい。

 ……めっちゃ寒くて死にそうだったけどね。


 まぁそんな話を聞きながら俺は地上にある神殿の一つの部屋に連れて行かれた。そう、やっと外に出られたのだ!

 俺の気分はハイテンションである。

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