非日常(彼女)の世界 2

abnormalその2《《》》



心の中での会話が済んで。とりあえず

身の回りのことを整理した。そして

(今日は……殺されてから……次の日か……)

さらに彼女の事を整理した。

今、分かってる事から考えられることの全てを…


正直、色々気になることがある。

俺は自分の部屋で目を覚ました。

これだけで疑問は発生する。

いくら転生したとはいえ、この体が

死ぬ前と変わらない体なのか?

彼女が運んできて、それで死ぬ前の体と

同じなのか?

その他にも疑問は多々ある。今は

まぁ、あの人に会いに行くことが先なのは分かる。


とりあえず。いつも通りに生活を

送るために予定を確認した。すると

今日の講義であの人に会えることが、分かった。

(さっそく、確かめられそうだ…)




大学に向かい一限目の講義を受ける。

(次だ…二限目…)

……いつも通りの雰囲気で彼女は教室に入ってきた…入って

こちらに目を向けて


志保「え!?………」

(え!?……)


思わず出たかんじだった。


予想通りすぎて

俺は心の中でニヤニヤしていたけど

顔には出さなかった…

(いつも通りに……ふぅ…)


彼女もビックリしながらも一息ついて

普通に講義を始めた。



が、


俺がハッキリと分かってしまうくらい

こちらの事を気になって

しまっている。

チラチラみては考えこんでる。

その姿がなんとも可愛らしく、

ざま〜と思えていた。



講義が終了した…

さぁ、

ここで普通なら彼女に声をかけるんだろうけど…性格が悪い俺です…。

ここはあえて普通に帰るふりをしてみましょう…(ニヤニヤ)


彼女の前を通りに平然と僕は教室を出た………しばらく歩いていると気づいた。

(やっぱり…ついて来る……(笑))


キャンパスないの広場に出た。

ここで揺さぶりをかけて

人混みに紛れ。物陰に隠れた。

(はぁはぁ…えーっとあの人は…っとどこだ…)




トントン…俺。(ん?…)


志保(こーこぉ。)


頬に指を当てられた…

不意打ちぃぃぃ!!!クソッ…

やっぱ可愛いな…


俺。「えーっと…まず。お互い聞きたい事があると思うですが…俺から先に聞いていいですか?」


志保「分かった…答えられる範囲なら…」


俺。「質問 1。貴方は転生者ですね」


志保「………」


俺。「質問2,貴方の能力はおそらく

ものを切り取る能力じゃないですか?」


志保「……」


俺。「質問3。貴方の業は他者にバレないことではないですか?ついでに、時間制限付きの」


志保「…っ…ん……泣くよ本当に…

なんで全部当ってるのぉーー!!!」


(はぁ。当たりか…外れてたら恥ずかしかった……)

俺。

「あくまで僕の推理でしたけど

歓迎会の時あの時は時間、もしくは道を切り取った。僕を殺した時は声を切り取りましたね。」

志保「…そうよ……」

僕。

「あと、付け足しに

なっちゃいますけど

この能力の条件は「人に直接は使えないこと」あの時は声帯を切ったのではなく、声を出してもそれを切り取る呪文をかけていた……と考えば辻褄が合いますね。」



志保。「なんでも、お見通し過ぎるよ君……なんでぇ…なんでぇ…(泣)


……

でも、待って…なんで私は消えないの…「無」にならないの…カルマを犯しているはずよね…」


俺。「ちなみにカルマの制限時間は?…」

志保「24時間以内よ…」

俺。「転生したらノーカンとかは?」

志保「ないわ。知られた対象がこの世からあの世に魂が移動するまでだから転生した としも…私が消えているはずなの…)


俺。「そうなんすか……んー…」


志保「……ところで君のカルマはなんなの?」

(ここは…まぁ。正直に言ってもいいな…)


俺。「「ウォーカー」です。」


志保「えっと、、能力は…?」


俺。「分かりません。」


志保「えー…そうなの?…んー名前からだと…ただ歩くものよね…」


俺。「分かんないですか…やっぱり」


志保「うん…ゴメンなさい…ちょっと分かりにくいかも…」


俺。「教授はどうやって能力を発動させてるんですか?」


志保「私のカルマは「cut auter」…

まぁ、そのままの意味ね…

心の声は聞こえたわよね?」


俺。「はい。変なやつですよね!」


志保「貴方のところのもなのね…(汗)そう、とりあえず、私は心の中の子に聞いて教えてもらったの!」

………

……





俺。(おいこらお前…出てこい!)


?(なーにーぃ。僕は今、タケノコのヤロウを食べるのに

忙しいんだけどー…)


俺。(バカやろ…お前な〜…(怒)


キノコのこのヤローだろ!普通!!)


?(知らないよーそんなん〜とりあえず、邪魔すんなよー)


俺。(チッ…分かったよ…じゃねーよ

俺の能力!「ウォーカー」の!!!

彼女の中の子は知ってたって言ってんだけど!!)


?(……分かったよ。ヒントをあげるよ。(「ウォーカー」の意味を考えるんだよ!それだけ!僕はこれ以上は教えないー!じゃーのー)


俺。(こいつ…(怒怒))



志保「おーい!大丈夫っ…?」


彼女は顔。覗き込んできていた。

いつも通りだか、この状態だと胸元が

かなり見えている…


俺。「!!!、?!…ビックリさせないで下さい!!」


志保「あ、ゴメン。……で何かわかったの?」


俺。「意味を調べろって、、。」


志保「それだけ?」



俺。「はい。…」



志保「じゃあ、能力が分かるまで

手伝うわよ………正直、私のカルマが

発動されないのが怖いだよね…なんでなのか知らなきゃ…」

俺。「……とりあえず、各々調べてみましょーか…」


志保「分かったわ!それじゃまた、明日!夜に会いましょ!」


俺。「了解です!て、夜ですか!?」志保「その方がいいの!色々と!!」


俺。「はーぁ…まぁ分かりました。」

志保「明日ねー」

手を軽く振って別れた…



俺は思った…

(俺のカルマ。それが分かったらどう、なるのかと」



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