日常(普通な僕)の脱線 4

normalその4《《》》


彼女が僕に近づいてきて

しゃがみこんで…服の胸部分のチャックを開けた…

プルンと効果音が出たような気がした…そんなくらい彼女には胸はあった。

大きいというよりまずに綺麗だと思った…


そして選択肢4つの中で僕が

選んだもの…

僕は迷いがなかった。

ムニュン……

志保「んっ………」

甘い吐息を彼女が漏らす。

(ここでアニメの中の主人公なら

もっとマシな選択肢があったり、

見つけたりできるんだろうけど、

そうなのは現実では理想であって

妄想の産物だ…だからここでは

男としての本能が勝った。いや、

これが男だ…そうだろ…同士達よ…)




(にしても…柔らけーぇぇ…でも今まで触った柔らかいもの全てのものとも違う…

おっぱいはなんというか、おっぱいだな…)

志保は顔が真っ赤になって目を閉じていた。

(ん…なんだろ?この傷…)

服で見えなかった位置に丁度なにか

傷があった。

(十字……だよな…)

片手で胸を揉みながら僕はその傷を

なぞるように触った…


モミモミモミモミモミプヨプヨプヨ…

………

……

普段、勉強で使う大学のキャンパスの教室で生徒が講師の胸を揉む。

ありえない光景だ……


軽く10分は揉んでいた。


志保「もういいかしら…?」

僕。「あ、はい…すみません…」

流石に揉みすぎたと思った…

彼女も顔を赤くしてるのが怒ってるのと半分くらいになってきている感じだった。

……

(僕は殺される…

でも、こんなに綺麗な人のおっぱいが

触れて死ねるなら本望だ…)

彼女は服をきて黙ってたつと右のポケットから

ナイフをだした…

(目つきが変わった…本当に殺されるんだな……)

多分、僕が死を受け入れた瞬間だった。

彼女は何か術を唱えた。すると僕の

声は発声できなくなっていた…

目を丸く僕がしていると

僕に胸の左側に何かが刺さった…

意識が飛びそうな痛みだ……

指を何本切りおとしても

この痛みになるのかわからない…

人間を動かしている分を刺すのは

どうゆうことなのか………

(嗚呼…こうゆうことか…)

少しずつ、体が冷たくなるのを

感じる…死を実感している…

孤独を感じ始める…

声を出すことが出来ない僕はこれを

ゆっくりと受け入れ始める……


彼女は立っていた。

僕が気を失うまで…

悲しそうに

僕を見ていた。



僕の日常を最高の非日常(彼女)

によって

壊されていった…



『死とはなんなのか…

自分でしか、体験も出来ずしかし

自分すらいつに起きたかわからない…

それが『死』という曖昧で形状のない正体のないものである…』


日常(普通)の脱線 終わり。

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