第5話 着実に

一気に酔いも醒めてテンパる。知り合いたちはにやにやしている

お連れ様が「あの人?よかったね。」と一言

エン君はかなえを覚えていてくれた。手の心配をしてくれた。



知り合いがエンくんにLINEを聞く。ついでにこの子(かなえ)にも教えてやってよ~

なんて言いながら。

エンくんは教えてくれた。

(誰にでも教えてるんだろうか・・・)

そう不安になる。


写真撮ってやってよー

肩に手をおいてやってよー

なんて写真を撮る

確かに肩に手を置いているように見えるけれど決して触れていなかった。

今でも大事な写真。私は全部下を向いてしまっていたけれど




知り合いとお連れ様が気を利かせて二人で消える。

エンくんとカラオケ行きたいねーって話してお酒の勢いもありこのあと行きませんかって誘う。

エンくんはカラオケがよっぽど好きなのか快諾してくれた。


世間は週末土曜日。朝6時まで営業のバー

かなえは接客業だから翌日仕事だったけれども

エンくんも心配してくれたけれど

それでもエンくんを知りたい気持ちが上回る。


「終わったらLINEするから。」


そうエンくんの言葉を聞いて閉店までお店に居座りお店とは反対口の駅で待つ。


エンくんがLINEをまめに入れてくれる。


お店でた

そこにいて

普通でええんやで


仕事終わりのエンくんに会えたドキドキが止まらずカラオケへ

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