第11話 二者択一

カクヨムたろうはコンテストの前に、もう一つコンテストを設けることにしました……


恋愛小説コンテスト。


それは微妙にコンテストとかぶるような設定になっていたのです。


そうすることで、より混沌とした世界におばあさんが身を投じずに済むように…………。


それがカクヨムたろうにとっての精一杯の愛でした。


おばあさんがあえて飛びつくように、「恋愛小説コンテスト」と銘打ったものを準備したのです。


主祭はビッグロゼ。愛の女神。カクヨムたろうは女神にすべてを託しました。

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