パラグライダーの爽快感を思う存分、文字で味わう事が出来ました。

“頼る”とは、それが過ぎれば依存となる。一方通行の頼るから、お互いの気持ちを認めあい“信頼”と呼べる関係に築き上げ成長した事は、読書の時間を通じ私たちにも大切な事を問いかけ続けてくれたと思います。友情も恋愛も、そして学びも基礎は“信頼”から成り立っているのだと改めて気付かされました。大学生が主人公の青春小説ではありますが、思春期の子どもからお疲れ気味の大人世代まで幅広くオススメしたい作品!澄んだ青空や凛とした山の空気を感じる文章の爽快感、また心境の変化による高揚感などパラの経験はありませんが…まるで一緒に飛んだ様なスッキリとした気持ちで読み終わりました。少しだけ着地の痛みが残る切なさも計算でしょうか…