「期待しない」彼女の等身大

惣菜売り場で巻き起こる恋愛譚。アラサーヒロイン瞳さんとイケメン稲葉君の組み合わせや如何に。

「くうう……気付け! 気付けよ!」と思うほどのじれったい展開から砂糖爆弾が破裂します。この辺りの構成は作者様の非常に得意とするところ。

でも、決して甘いだけではなく。
そこには、アラサーになって色々諦めてしまっている女性の等身大が描かれています。
鈍感だから気付かないわけじゃない。自分のステータス・身の丈を知っているから、変に期待しない。
そんな彼女が、もう一度自分に正直になろうとする姿に、エールを送らざるを得ませんでした。

最後のシーンも秀逸です。なぜこんな不思議なタイトルなのか、どうぞ最後までお楽しみ下さい。

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