第7話 ミルドの森



「ふぅ…やっと着いたぁ」





アクセルの街から西に1時間ほど進むと、ミルドの森がある。


ここに

今回、記念すべき初クエストに選んだ

[ミルドの森の奥に立ちこめる消えない霧の調査]

をするために来たのだ。


クエストの内容はごくごく簡単なもので、最近ミルドの森の木こりたちが不安がり騒いでいる、森の奥に何日も発生したまま消えない霧を調査して欲しいといった、~討伐じゃなく調査だけといったシンプルなもの。


このクエストを選んだのは

昔からうちの家に薪をお世話になってる木こりのミラニスおじいさんのお役に立ちたいし、モンスターがらみじゃなく、調査だけならダクネスかあさまたちにも心配かけることはないだろうから。

それに

成功報酬が10万エリスも貰えるってすごくない!?

記念すべき初クエストにはもってこいの案件だと思うの。


はやく一人前に自分でちゃんと働いて

とうさまかあさまダクネスかあさまたちに少しでも恩返ししたい!


もう10万エリスの使い道だって考えてある。


とうさまには

工具や小物を腰に巻いておける腰袋。

普段おしゃれしたり着飾ったりしないかあさまのためには、大好きな黒を使った余所行きのワンピース。

ダクネスかあさまには

綺麗な青の宝石があしらってある髪止め。


どれも

こないだアイリスおばさまに呼ばれて王都に行った時に、ちゃんと見つけてあるんだ。

それらを渡した時のとうさまたちの顔を浮かべるともぅ、にやにやが止まらない。


「ちゃんとしなくちゃ!」


そう呟いて、にやけた頬を叩き、歩き出す。

森の奥に向かう足も

自然と速くなっていくもんだわー♪



****************




「確かにこれは…

…すごい霧なのねぇ…」


森の奥に近づくにつれ

どんどんと霧も濃く深くなっていく。


歩く度にリズミカルに左右へ揺れていた、アクアかあさま譲りの青く美しいさらさらのポニーテールのしっぽも、今は霧の露を吸ってすっかり重くリズムを失っている。


「さてと…。このまま進めば良いのかしら…?」


樹齢百年は超えてるだろう大きな樹の下に立ち止まり、辺りを見渡してみる。

すでに何も見えない。

自分の手を前にかざして見るが

もはや指先が見えないほどの濃さだ。


「っていうか、何だか息苦しくない…?」


ミルクの様な濃さの霧は

呼吸する度になんだか粘っこく鼻腔を抜ける。

吸うのに力が要る感じ。


その時だった。


「―――っ‼」


ミルクの霧がまるで意思を持った生き物の様に、めあねすを中心に渦巻き始めた。


「わっ‼」


刹那

渦巻いていた霧の先が

触手の様にめあねすの両腕を掴んで地面に引き倒した。


地面に仰向けに倒されためあねすの

両腕は、地面に張りつけられてぴくりとも動かない。

何とか立ち上がろうともがくけど、立ちこめる霧が形を何本もの触手に変えて、めあねすの身体を押さえつけにかかる。

霧の触手はめあねすの両手両足を掴み、押し拡げ、一ミリの自由すらも奪う。


「嫌ぁーっ‼  いやぁ―っ‼

何これっ!?  やぁーっ‼」


逃れようと必死でもがくめあねすの身体を確かめるように、何本もの触手が舐め回していく。

次第に、霧の触手の先が次々にパクっと割れ、割れた中に無数の鋭い牙と、粘液にまみれ真っ赤に蠢く舌がのぞく。

そして

少しずつ 少しずつ

めあねすのまわりにその鎌首をもたげ、ひしめきあっていく。


「ぁ…ぁぁぁ…」


恐怖で声にならない。

頭が真っ白で

なんの抵抗も出来ない。


なすすべも思い浮かばず

ただ目の前にひしめく異形を震えて見つめるだけ。


やがて霧の触手は

その鎌首を少しずつ

めあねすの身体に巻きつけ、その口でひとつずつプレートアーマーを剥ぎ取っていく。


「―ぁ ――ぁっ――ぁっ」


プレートアーマーを剥ぎ取られ、

下に着ていたミスリルのチェーンタイツを少しずつ引きちぎられる度に、泣き声にもならない声が漏れる。


「ぁんっ――うっ―ぁ――ぁんっ―」


霧の触手は身体を容赦なく締め付け、ミスリル製のタイツをもいとも簡単にむしり続け、まだ汚れを知らないめあねすの透き通った真っ白な乳房が、ついにあらわにされる。


触手はめあねすの白い首筋からゆっくりと、愛しいものを撫でる様に両乳房の輪郭をなぞるように動き、そのまま休むことなく柔かな動きで、乳房の尖端のほんのりと桃色に染まるそれに触れる。


「ん――!? ぁぁぁんっ」


めあねすは突然訪れた未知の刺激に思わず声を漏らした。


決して大き過ぎない弾力のある形の良い乳房が、休みなくうごめく霧の触手の容赦ない蹂躙じゅうりんによって波をうつように形を変え、その度に、いまだ汚れを知らないめあねすの喉の奥のほうから、知らず知らずに未知の熱いあえぎがわきだしてくる。


「いやだ――ぁんっ…――やだぁ…

あぁんっ…―やだぁぁ…んっ―…ぁ――ぁ」


かすれた声で喘ぎながら

身体を締めつける痛みにだんだん気が遠くなっていく。


霧の触手は胸部分をむしり蹂躙していたその手を、一気に下半身に引き下げた。

そのまま大きくタイツは裂け、めあねすの年齢には不釣り合いの神々しいまでに均整のとれた身体が露にされた。


霧の触手はそれに歓喜したように、一斉にその手を蠢かせ、めあねすの身体をより締めつけ、舐め回す。


「かぁさまぁ……ぁぁんっ――アクア…かぁさま…んっ……助け…て…」


そして

めあねすの気は完全に遠くなった。









エロになってる!?(驚)


すんません。







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