前半を読んで、なるほどこうくるんだ、と読み進めると最後に気持ちよくひっくり返される。とっても楽しかったです。
物書きです。『大正地獄浪漫』(星海社)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)、『原発サイバートラップ』(原書房/集英社)、『御社のデータが流出して…
何気ない家族の会話。お父さんはウンチクばかり語ってながら、家族もちゃんとそのお話を聞いていてどのかホッコリします。しかし、1年後、そして20年後と時は進み、同じようなテンプレートの会話でも、お…続きを読む
温かい家族の情景が浮かぶ良い短編でした。自然な会話の描き方が上手く、章ごとの時間の流れ方もお洒落で良かったです。
お父さんは無視はされていないけれど、家族の会話の外に居るように見えます。でも、けっして大事にされていないのではなく、お父さんのことを家族は理解している。そして結末まで読むと、家族の核はお父さん…続きを読む
私もワサビが苦手で、同じようなことを言ってました。なつかしい一家団欒の風景を思い出し、頬が緩みました。一年後も変わらず、ワサビを取る話があって良かった。お父さんは……ですが。それから二十年後…続きを読む
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