デビュー作の白の断章から鏡さんのファンです。今回はエンタメ色と文学色の配分が良くなり、鏡さんの独特の文才と知性がより伝わりやすくなってます。デビュー時の西尾維新のようにジャンルをクロスオーバーできる作品だと思います。何を言っても売れなければ作家は生きられません。しかしこの作家のブレイクスルーは近いと確信します。
この荒唐無稽感満載のあらすじ、目次にJさん絡みの出自とくれば、やはり思い浮かぶのは舞城王太郎。しかし、読み進めると全くもって舞城フォロワーの文章ではないことが判ります。あちらの専売特許である暴力と疾…続きを読む
鏡さんの大賞受賞作「白の断章」からのファンです^^「少女ドグマ」は以前の作品と比べても、かなり磨き上げられた構成になっています!その上で言葉の使い方にセンスが溢れているので、これから読む人…続きを読む
作品の序盤で語られる通り、まるでバラバラになった記憶のパズルを試行錯誤の中で繋ぎ合わせるような、まさに無法者がうろつくアンダーグラウンドのような異様な文章の強烈さが第一印象に残るかもしれない作品。…続きを読む
文章力がすばらしい作品。語彙の選択、比喩の適切さ、どれも唸らされます。
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