二、三のアドバイスの必要があると思いました。
　句読点の使い方を、まずは見直したほうがいいでしょう。
　基本は頭のなかで読むので音読はしません。ですが、文章と文節ごとにひとまとまりに読む人にとって、句読点は直感的な「読み方の指標」になります。
　これが、とても読みにくく思いました(私は軽めの速読を行いますが、頭のなかで文章が詰まってしまい、快適に読めません)。

　次に、視点です。
　ここまで読んで、二人のキャラの視点が展開されています。でもどちらも読者は、キャラを把握できていません。それが出来る唯一の存在は著者だけでしょう。
　タイトルがカグヤなので、カグヤ視点も書きたくなったのは分かります。非常に分かります。ですが、感情移入しかけていたキャラのいきなり視点が消えると、それだけで想像力が途切れてしまいます。
　ここは思い切って、クリストのみの視点でしばらく綴るべきだとおもいます。
　またそうすることにより、カグヤをよりミステリアスに描くことも出来ます。謎のあるヒロインは魅力的、これは古来よりの王道です。
　非常に重要なシーンだけ厳選し、カグヤ視点にすれば効果は高いとおもいます。
　
　正直、いきなり視点が変わるせいでこれ以上読めなくなりました。

　辛辣な批評を書きましたが、私は数あるカクコンタイトルの中で、このタイトルに大きく惹かれました。でなければこのような進言もしません。
　アイデアも素材もクリティカルヒットすれば、大化けする物語だとおもいます。
　竹取物語にこういう切り口もあったのかと感心しました。


　私はスニーカー大賞の方に応募していますので、ライバルではありませんが、お互い良い結果になるように頑張りましょう。

おおう、カグヤさん……

このやり取り、微笑ましいですねぇ