第2話 雑貨店


 初めての海外旅行で浮かれてしまったおばかさんな作者。香港の街に繰り出すも、言葉も分らず迷路のような街で迷ってしまいコンビニに行くも無愛想な店員に気圧され何も聞かないまま店を出てしまった。さあどうする作者!


 コンビニを出た後、途方にくれた私は焦燥感に悶えていました。


 あああ~どうしたらいいのをくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」


 本当に困った私はそうだ筆談だ!漢字で表現すればなんとかなる!

 

 そう思い文房具屋みたいなものが無いかと付近を探し回りましたが結局無く、代わりに小さな食料品店みたいなものが営業していたのでとにかく入りました。


私は小声で店の人に話しかけました。


「スイマセン…」


店員はやはり怪訝そうな顔で近寄ってきました。


「☆○■#&<>+‘!”##$$$)$%’%==??」


うわ~やっぱり全然何言ってるか分らないよ~


 予想通り言葉の分らないアジア人が来たので、店員には相当警戒されてしまいました。恐らく最初は中国本土の人だと思われたのでしょう、中国語で話しかけられました。でも私が中国語が話せないと分るとノートとボールペンを用意してくれました。



 いくつか漢字を並べてみましたが、うまく意志が通じません。


文字でhotelと書いたりしたのですが、相手に酒店と書かれて混乱してしまい顔が上気して言葉がうまくでなくなってしまいました。

(後で分ったことなのですが、香港の地元の言葉広東語で酒店はホテルの意味だったのです…)

 その後なにやらその店の経営者の人と思われる人と店員?みたいな人がごそごそ話し始めて、私は訳がわからず車に乗せられました。


 車で30分ほど走ったのでしょうか、付いた場所はマンション。あの~ホテルなんですけど…


そのままそのお店の経営者が所有していると思われるマンションに泊めてもらいました…



ーー翌朝


 翌朝朝ごはんまでごちそうになっていると、ふとズボンが気になったのでポケットに手を入れるとーーーーーあああああああああああ!!!!!!


 取り出したのはホテルのライター…ホテルのカウンターに無料で置いてあったのを珍しいからホテルに着いたときポケットに入れておいたのをすっかり忘れていたのでした…


 経営者の人らしき人とその家族に何度も謝り、精一杯の感謝の言葉を告げそこからはタクシーで帰りました。






 

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