虚の存在を空に還す物語。そしてもふもふ。

物語にはツボというものがある。

読者に読み続けてもらうために欠かせない要素がツボなのだが、
この作品にはそのツボがいくつもあり、読者の心をぐいぐいと刺激してくれる。

全てをここに記すのはもったいないので、ひとつだけ伝えておこう。

喜べ。キレイ系の美少女が主人公だ。

容姿端麗の割にあっさりとした性格、男子の視線に対するガードが甘いとくればそれに優るものはない。
方向音痴なのが唯一の欠点と彼女は自覚しているが、我々にとってはそれすら魅力になる。

加えて服装の描写に余念がないから、男女ともに頷ける内容になっている。女子諸君もぜひ見るといい。

ああ、それと、小動物が好きな人にはこの作品をオススメするぞ。
……登場するぞ。かわいくて、もふもふした何某が。
そしておそらく、小動物は今後たくさん出てきそうだぞ。おそらくな。

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