光と影と

『僕は影です』


とある漫画の主人公が言ったセリフ


『影は光が無ければ存在出来ない。光もまた影が無ければ輝けない』


まさにその通りだと思った


きらきらと、虹彩を変えながら光を放つアイツと


ジメジメとした汚泥を身に纏った俺と


真反対のモノ


正しく


光には近付けない、いや近付きたくない


俺の穢さ醜さで、光を汚して欲しくは無いから


だから──……









影の俺に気付かないで


気付いてしまったらアナタはきっと手を差しのべるから……

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