虚無に埋もれる

嗚呼虚しい

嗚呼見えない

嗚呼苦しい

嗚呼聞こえない

嗚呼感じれない

どうして? どうして感情なんてものがあるんだ?

感じれなきゃ苦しくないのに

聞こえなければ苦しまないのに

思えなければ苦しむ必要無いのに

何故、感情なんてモノがあるんだ?

見つからない答えを探して

闇の中をひたすら駆け巡って

だけど答えは見つからなくて

『見つかる』

そう思ったのに、どんなに足掻いても手を伸ばしても、届かなくて

止めてよ、そんな事

離してよ、俺にそんな価値は無いから

所詮作り物に過ぎない俺が、

存在した所で何かが変わるっていうのか?

いや、変わらないだろう何一つ

俺は単なる代用品に過ぎなくて

きっと正規のパーツは存在してるんだ

代替品の役目を終えたら、廃棄される

それが代替品の役目だから

正規のパーツを嵌めるまでの間の、

単なる隙間埋めでしかないから










──こんな無駄な俺はさっさと消滅きえてしまえば、良いのにな……?


そうして俺は今日も虚無の海に溺れる。

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