約束の日。読者の数だけ、二人の運命は変わる……のかな?

気心知れた男女。彼らの電話での会話がメインの物語。
物語事態は、男性目線で進んで行きます。
この二人、別に好き同士でも恋人同士でもない。いや、もしかしたら恋愛感情あるのかな?
意外と両片思いに似たような所がある? そうでもないかな?
お互い恋心に気づいてないパターン。
考え出すときりが無い。
まぁ、結論。私には分からないですね……。

少なくとも男性の方は恋愛感情は持ってなくて、それに準ずる、もしくは似たような、一歩手前の感情。そんな物を持ってるように見えます。
相手の女性の方も同じ感じなのかな?
そもそもここから間違ってるのかな?

この物語。読んでみて、読者が得られる情報量が多くないのです。
あれ? 電話の向こう、彼女は何を思ってるんだろう?
主人公の男性の心に移入するかのように、読者である私も、この作品に引き込まれていきます。

主人公の男性自身も自分が感じる感情に上手く名前がつけられない様子。
それを見て私も、何かモヤモヤを感じながら物語を読み進めていきます。

そして、ラスト。
あらまぁ、な所で話が終わります。
二人の交わした約束。そして、ラストに描かれる二人の会話。そこから考えうる未来にあるのは、幸福か、不幸か、それとも笑いか……。
色々と脳内妄想が止まらない私でした。

一言でこの物語の感想を言うと面白かったです。

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