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  • 研ぎは悩みますね。色々な噂を聞き愛刀を出すのを躊躇った時がありました。幸い最初にお願いした研師さんが良かったのでその後ずっとお世話になっています。幸運でした。でもやはり数十万のお金が必要となると、むやみには頼めないですね。

    作者からの返信

    研ぎはいろんな噂がありますし、やっぱり大事な品ですから大丈夫だろうと思っても不安。適正な技術料とは言えど、やっぱり料金もあるので躊躇する。なかなか難しいですね。
    やっぱり、あとは出会いですねー。

  • 自分も今回購入した新刀を研ぎに出すことを考えてます。他の人に見せたら研ぎで損しているとのことで。蘇らせるというか、ちゃんとしたものにして一度重要に出してみようかなと。あわせて、白鞘と鎺も新調しようかと(白鞘はずれている箇所があり、鎺は青緑発生)

    作者からの返信

    研ぎで損しているのなら、手をかけるのも楽しみと言いますか大切な品への愛着ですよね。白鞘もズレだけなら、上手く割れれば補修でイケそう? でもハバキも含め新品というのも魅力的。
    重要の審査も研ぎに時間がかかるなら、先に一度出して通れば通ったで後で研ぎ、仮にダメだとしても研いで再チャレンジ――というのが、私の予定です。

  • 本当に最近は上作古刀が表になかなか出てこないですね。先日、懇意にしているお店から連絡がありお勧めの古刀を紹介されました。どうしてネットに載せないのか不思議に思っていたのですが、今回のかさねさんの記事を読んで納得しました。今回は好みではなかったのでお断りしたのですが、買っておけばよかったかな? 今後、良い刀は表にあまり出てこなくなりそうですね。お付き合いのあるお店を大事にしていきたいと思います。
    刀装具のことも聞いてみましたが良いものはメチャ高くなっているとのことでした(涙)

    作者からの返信

    海外流出の急先鋒の店、正宗の一振りを海外に売ってるのは知ってます。それに最近の冊子は現代刀と新刀が中心ですから、他の古刀もせっせと売ってるのだろなーと。
    お勧めを紹介してくれる店があるのは良いですよね。でも、好みでない刀を無理に買わず待つのは正解ですよ。とは言え刀装具は一つ二つは買っておきたいところですけど。

  • なるほど、海外へ流出してしまうのはなんだか寂しい気がします。
    扱いや保管方法がキチンと分かっている人の手に渡るのはまだいいとして、海外には扱いを知らず、茎を切り落としてしまったり錆を落として磨いてしまったりする御仁がいるという話を聞いたことがありますが、海外に流出してしまうのが止められない流れなら、せめて取扱いについての啓蒙活動にも力を注いで欲しいなと思います。

    作者からの返信

    欧米関係は割とコレクター気質で真面目に勉強して扱う人が多いみたいですね。ただ、中にはいろいろ居るのでしょうけど…。せめて取り扱いはしっかりレクチャーして欲しい。
    海外流出自体はどうしようもないですね。ただ、そのお先棒を担ぐ急先鋒の店が大手を振っている状況はどうにもこうにも。

  • 「卯月」さんが脱走しております!
    いつも楽しく拝見しております。

    作者からの返信

    おてんば卯月さーん! 連れ戻しました。
    ありがとうございます!

  • 70歳代の刃物好きジッシー!
    昨年3月から刀を初めて現在勉強中です。
    刀剣界についてはまだまだ初心者ですが、いくつかの他とは異なった風景や感じた事について。
    ①最初、刀座に行き、周囲の異様な雰囲気にビックリ。
    ②関係者は皆、刀の値段は安過ぎだと仰るが、これにもビックリ。
    ③刀に拝礼し、武士の魂と仰ることにも、ビックリ。
    ④売買ばかりで、学会もなく、研究もないのに、またビックリ。
    今は、少し慣れてきた感じ。
    最後に、あなたの意見に「同意」します。

    作者からの返信

    刀剣関係はいろいろ風変わりですよね。特に刀を拝んだり取り憑かれたように偏愛する人とか、知識自慢も含めて勝った負けたもありますし。他ではあまり無いような雰囲気が漂ってますね。勉強会や研究会もあるにはありますが、一部は気を付けねばならない場所もありますし…のんびり楽しむのが一番ですね~。

  • 同じお店で買う。好みと品が必ずしもあるとは限らない以上、それが常に出来れば苦労はしない訳ですが。しかしながら同じ店で買う=店主次第ながら非売品の店主コレクションを売ってくれる可能性が出てきたりもする。

    売って買ってが商売、しかしながら個人商店の類の関係で心証一つで品が変わり、店舗の大きさでは店の品の奥行は見えない。けれどそう言う店主じゃない場合は意味があまりない。

    この辺、刀剣売買の妙で難しい所ですね。

    作者からの返信

    あの社長の持ってるものが欲しい。一回だけ売ってくれたけれど、それは良い品。ああいう目利きの方が持ってる、というだけで買いたくなってしまう。
    心証大事ですよね…軽く見られると、ぎりぎりラインの微妙な品を売ってくる店もありますし。あとは店の人の性格や、合う合わないもあって難しい…。

  • 勉強になりました。
    先日素晴らしい紋光乗の重要指定獅子三所物が出ていました。折り紙付きで伝来も証明されていました。このような物でも特重は難しいのでしょうね。欲しかったですが、良いものは高くてもすぐに売れちゃいますね。

    作者からの返信

    先日となると大刀剣市!? もしそうなら行きたかった……。
    光乗の三所物ならさぞかし素晴らしいでしょうね。そしてやっぱり良い品は直ぐ手がついてしまいましたか。海外に出てなければ良いのですが。

  • 目貫の勉強を始めたのでとても参考になります。
    しかし昔のことを調べるのは大変ですね。
    次回を楽しみにしています。
    目貫そのものがなぜできたのかも知りたいです。

    作者からの返信

    昔は表目釘と裏目釘があって、その飾りに目貫が使われたため古い目貫には陰陽根が存在。室町後期になると目釘と目貫が分離して今の形になった……という事だそうで。
    その元の目貫も刀剣を飾るため、工夫し彫刻し様々な画題を用意したところに昔の人の美意識や完成を感じて素敵ですね。

  • 手に入れられないから分かっても意味がないという言葉はあれって思いました。絵でも刀でも良いものを見て楽しむのは、それだけで意味があることです。

    作者からの返信

    うーん、そこは言葉のニュアンスと場の感じもありますね。
    各品があって圧倒された時に、笑いながら(仕方の無い奴だなぐらいの感じで)の言葉でしたので「突き詰めて考えず、気を楽にして、まず物をを見ろ」というぐらいに私は受け取れましたので。

  • 私も気に入った物が出ると「このような縁はもう来ない」と勝手に思い込んでなかなか自制できないでいます。困ったものです。
    先日、個銘極めが多くなったという記事を拝読しました。すると届いた情報誌に「新藤五」個銘極めの刀(重要)が価格お問い合わせで出ていました。R3年鑑定です。個人的にはホントかなと思いつつ値段に興味がありますね。絶対買いませんけど。

    作者からの返信

    新藤五ですと第21回で刀2振り、第25回で刀、第29回で短刀、第32回で短刀、第41回で刀。R3となると久しぶりかな?
    極めの理由は、国光あるいはその子の作、作風から一派、個銘は言い得ないが大きく新藤五と鑑せられる…といった具合。
    ただ大磨上無銘の刀は、たとえ文中に「国光と鑑せられる」とあっても鑑定は新藤五とするようです。なので実物は分かりませんが新藤五極めの刀であれば物は良いはず。
    うーん興味ある。

  • 私も鑑定会が嫌いです。入札鑑定という試験を拒絶してしまいます。好みの流派刀工は勉強していますが、興味のない流派は基礎知識だけで十分で深く知ろうとも思いません。ですから入札鑑定には参加できません。
    私は鑑賞会は大好きですが、協会の行う鑑賞会は鑑定に重きを置いているようです。初心者歓迎と言っていますが中級者以上の人以外は行けないと思います。
    私は業者の刀剣市で出来(保存〜特重)の違ういろいろな刀を見る方が好きですし勉強になります。
    以上は全く私個人の私見です。こんな考えの者もいるということで書き込みさせていただきました。

    作者からの返信

    鑑定会だけが正解ではなくて、純粋に刀を見て好きか嫌いか、良いものかどうか分かればいいかなーと思ってます。もちろん鑑定会で学んで、当てっこゲームを楽しむのも否定はしませんが。
    鑑定会より普通に純粋に楽しむ会が良い。

  • 実はこの投稿をされたときは、半月くらい無銘来国俊の購入を真剣に悩んでいたタイミングでした。出来は宜しくないが来国俊の特徴は出ている、出来ゆえにお値段はさほど裕福でない私でも何とか手に届く、こんな機会はこの先来ないんではなかろうか、それに鑑賞への没入のためには極めの名前も出来のうちだし・・・などと悶々。
    手許に資金をかき集めて刀剣店に二度足を運び購入に傾いていたところにこの投稿。重ねてそのタイミングでSNSで「最近は他人からの自分と異なる意見をもらうと考え直す機会ととらえるようになった」との投稿を拝見。これは神様が一江左様を使徒として私を諌めようとしてくださっているのではなかろうか・・・とw、引かれる後ろ髪を切り捨てる思いで購入を見送りました。実のところまだ未練たらたらです。

    さて見送ったあと取りあえず重要審査後に出回る刀をターゲットにしつつカタログやホームページを眺めることにしたのですが、資金をかき集めた後なので自分の心の中の購入限度額がつり上がってしまっていて、今まで高額で意識していなかった高価格帯の刀が目につくようになってしまいました。やばいです。購入を見送った後の浪費の危険・・・またしても使徒一江左様のかつてのお言葉を噛みしめることになったのでした。

    今後とも迷える子羊(に似た何か)をお導きください。

    作者からの返信

    無銘は個銘を極められるだけの特徴があるので良い、と思っていた時もありましたけど。何度か痛い目にあいましたから……いやもう本当に。
    買うモードに入った時に堪えられるのは辛い……ハードルを上げると下げられない……。後はお財布と相談しつつですね。

  • 非常に端的にまとめてあってスッキリしました。腑に落ちまくりです。
    特に代表選手の強化合宿の練習形式に初心者を呼び込むたとえと最後の4か条には目からどっさりウロコが落ちました。鑑賞会の会場に最後の4か条を大書して貼っておいてほしいです。
    人間自分の好きとする分野で問題出されて不正解では気後れするのは当然ですからね。気後れするリスクが高い場にわざわざ時間と労力と費用をかけて参加するのは趣味としてはハードル高すぎです。それにクイズ形式にしないほうが鑑賞に没入できるのに・・・などと考えながらSNSを眺めておりました。
    >分かっているが故に、分からない人の気持ちが分からないのが問題か。
    これ、本当にそう思います。最近他のやり取りでもそう感じることがありました。

    作者からの返信

    鑑定会、鑑賞会も合う合わないがあり、それもまた開催している方の人となりで合う合わないもある。
    自分の知識を一方的にぶつけて教えたつもりになっている人もいるし、習うより慣れろでガンガン行く人も居る。分からない人が何が分からないのか、分からない。もしくは分かろうとしない。
    そういった会に遭遇すると……なかなかねぇ…。

  • そうなんですか、研究が進むにつれて固有極めがこれから多くなっていくのですね。
    固有極めに鑑定されたもので???が多く出てくるんですかね~。
    このような物の値段が上がることによって在銘はもっと高くなっていくのでしょうね(涙)

    作者からの返信

    個銘での極めは研究成果なので正しい。正しいけれど、微妙なものまで個銘で極められてしまう。そして微妙なのに個銘がついたが故にお値段は上がってしまう…と。
    在銘でも出来不出来はありますが、在銘という強味があるので、これはちょっと文句は言えない。在銘の値段と言いますか一部の店が頑張って値段をつり上げ……いえ、何でもないです。

  • あまり刀装具には興味がなかったのですが、
    かさねさんの記事を読んで目貫のことをネットで調べてみました。
    刀剣に比べて刀装具の記事は少なく、書籍もあまりないですね。
    このような環境で皆さんはどのようにして研究、極めなど行っているのでしょうか?
    興味が湧いてきましたので目貫を収集してみようかと考えています。
    でも、値段的に刀剣ほど高価なものではないので下取りで出す人もあまりいないかな?
    収まる所に収まってなかなか出物は無いような気がするのですが・・・
    気長に市場を見ていくことにします。

    作者からの返信

    是非是非。
    目貫もまた面白く素敵です。赤銅系はそこそこ出ますが金無垢はあんまり。後藤系で金無垢となると店やタイミングもありますけど概ね数ヶ月単位に1つぐらい。重要刀装具となると手放さないので、なかなか出ないといった具合。
    ただ…店によって値段が本当に違いますし、オークションの鑑定書なしは基本鋳造と思った方が良いとか。注意した方が良い部分もありますので!

  • 掘り出し物(ほとんど出会うことは無いでしょうが)以外、特重、重要レベルじゃないと良い刀とは言えないのでしょうかね。人気、知名度の高いものとなるとびっくりするくらいの値段になるのでなかなか手が届かないですね。
    価格(高額のものと安物)の二極化も進んでいるようで著名刀匠作は手に入りにくくなっているような気がします。
    特に最近の正宗の値上がりには驚いています。
    投機的な意味合いが働いているのでしょうかね?

    作者からの返信

    人気があり知名度が高いと凄く高い。でも出来がどうか…となると、また別な感もありますね。特に大和物は出来が良くても値段が安いとか。
    二極化はかなり進んでます。著名作は基本出ない(出さない)感じで店売り前に融通されたり、HPには出るけど品は既売とか…。
    資産の現物化と言うのでしょうか、お金の流れが不透明になるようなやりとりはある感じでしょうかね。
    正宗ー! 以前は三千とか言われましたが、また更に値上がってますかね…。もう欲しいとすら思わない値段ですね

  • なるほど、商品説明内容の順番ですか。刀剣趣味に入った頃は刀工の勉強をする上で、商品説明はとても参考になりました。ある程度知識がついてくると刀工の説明は不要になってきますね。そうすると商品の説明のみしか見なくなってきます。もっともお店のサイトを覗くのは初心者からベテランまで千差万別ですので店主のこだわりが出るのでしょうね。
    私はサイトの説明ではわからないので、すぐ電話してしまうほうです。結果、いろいろなファクターで購入意欲が失せることが多いですが、、、。

    作者からの返信

    刀工情報は最初は参考になりますけど、知識がついてくると殆んど読み飛ばしてしまう。あとは説明を読んで考えるようになりますね。まあ説明は店毎の考えがあるのでいろいろ。
    とりあえず昨今の小説事情からの説明に対する考えでした。

  • たしかに現代刀に対する評価は低いような気がしますが、仕方がないと思います。現代では日本刀も美術品として扱われています。私見ですが、美術品と言われるものの価値はそのものの出来不出来も重要ですが、やはりヒストリーが必要だと思います。長年に渡って優れたものとして多数の人に評価されてきたものは価値あるものとして扱われています。日本刀も同じで、昔から評価されてきた刀工の作品が評価が高いです。私は目利きではないので有名刀工の物が素晴らしいものと暗示をかけられています(笑) 。私が現代刀に魅力を感じないのはやはり歴史を持っていないからですね。

    作者からの返信

    時代を重ねた品には、言われるとおりにヒストリーやストーリーがある。そこに浪漫があり評価され、今の価値が醸成されている。
    だから今の時代の刀剣を単に美術品として売っては厳しすぎる、お守り刀という価値でも厳しい。なんらかの付加価値なりがなければ売れないのでしょうね。


  • 編集済

    刀は絵やオブジェと違って一般スペースに気軽に飾る文化をつくれないのがつらいですね。
    街なかの通りの両脇を注意して見ると、誰も見ないような銅像がいっぱい立っています。あれに道路建設費が当てられていると思うと銅像芸術家業界は太客が確保されていていいなあと思います。

    応接や待合に刀を飾る文化をつくれませんかねえ。愛刀家の社長さん院長先生にお願いして。昔ならそんなものおいてあるのは組事務所なイメージでしたけど今なら大丈夫、多分。


    一江左様にはSNSで終わりどころの分からない会話に何度か付き合っていただきまして平伏感謝しております偶蹄目でございました。

    作者からの返信

    普通に飾れると良いですよね、あれば確実に目をひきますし。今なら待合室などで置いてあっても大丈夫な時代になったような。
    SNSの会話に付き合って貰えると嬉しいです。ただ、返信していいのかな?とか、あまり返信すると迷惑かなとかドキドキ。なので、だいたい2回ぐらいまでで気を付けてます。
    偶蹄目の、鯨偶蹄目!

  • 個人的には現代刀の中でも戦前の作品が狙い目かなーって思いながら特定の工の特定の作域で狙ってますね。まぁニッチ過ぎて見つからないんですけども。

    ま、この辺りは正直もう80年経ってるので現代刀と呼ぶのが憚られるんですがw

    作者からの返信

    戦前の作品となると、もう現代刀と呼ぶよりは別の呼称が良さそう。すると慶長新刀・寛文新刀に範をとって、戦前現代刀や戦後現代刀とか? でも現代刀という呼称自体が百年後二百年後に混乱を招きそうなので、もう「古刀・新刀・新々刀・美術刀」にした方が良いかもw

  • 相場感……難しいですよね。目利きでも値段の目利きはまた別のお話と言うのが何とも。一定数のある流派極めなんかはまだいいんですが、在銘にしても個銘の流派極めにしても、物の本が当てにならない人気絶大な数の無い著名工作は相場なんてあってないようなもの。

    出来だけでなく状態でも変わるし、ついている紙や刀剣書籍の所載、付属の拵でも値段が変動し、(偽物が多いのは確かながら)証拠付きの歴史上の著名な人物の伝来・名物やら号など付け加えられたらもうわからない。まぁ買える予算内に収まるかっていう問題に加え、お店に売ってもらえるかという最大の問題があるのですが。

    ま、個人的には安いと思ってもまだ買えないので、買えなくても手に取れる機会を得られたならそれ自体に価値があるのもまた事実なんですけどね。それでもその機会を得たならそれはそれで機会損失感はぬぐえないのだろうな、とw

    作者からの返信

    同じ品で店が変われば100万単位で変わったり。同じ銘でも状態や付属物によっても全然違い、伝来や推定大名所有というだけでも変わってくる。
    なんとなくこの品この格ならこの値段付近という傾向があるので、それを目安にするしかないかなーと。
    でも品をみて「欲しい!」となると、買えるか買えないかはさておき、相場感もふっとぶ場合もあるので難しいですね。

  • 相場感は大事ですが、なかなか目利きになるのが難しい。自分が気に入ったものを予算内で買うのが良いと言う人がいます。が、人間誰しも欲が出るもので困ったものです。自分も以前は掘出し物を期待していましたが、この業界のことが分かるにつけ、先ずは騙されないようにと考えるようになりました。「安物に良いものは無い」と認識していますが、困ったことに「高いから必ずしも良いとは限らない」という事です。
    まだまだ欲が残っていますw

    作者からの返信

    「安かろう悪かろう」は確実ながら、「高かろう良かろう」はそうではないのが厳しい現実。
    目利きになるのが一番ですけど、これが本当に難しい。何本も名品を手にして、それを毎日のように見る機会があって、専業的に見てないと難しいですし……。
    いやはや難しいものです。

  • 重要に落ちた品を売りに出す。

    よくある話ですが、そもそも一回でなる物は運がいいかモノがずば抜けてるかのどちらか、というのが実際なのは多分複数回出すか刀剣店の内部にいた人間ぐらいしか分かりづらい部分。

    ライバルとなる同時代同街道の刀と時の審査の傾向。それらを超えられず指定されなかったにせよ、今回は厳しいとなれば次回以降になる可能性も無いとは言えないのが難しい所です。しかし次回以降がどうなるか分からない以上、それもまた決して悪い選択肢ではない。

    ま、いずれにせよ私に予算はないので見送り人になるのはいつも通りなのですけれど、かさねさんはなんか増えてるような気がしてなりませんw

    作者からの返信

    重要落ちを直ぐ手放す人も多いですからね。
    ただまあ一回で通る方が少ないですね、私も一回で通過したのは二振りぐらい? 特重になった品でさえ一度落ちてますし、重要とは落ちるものという認識ですね。
    審査は今後も厳しい状況が続きそうな気がします。今は少し刀剣に対していろいろ過熱気味な気がするので。
    一度は減らしたのに今年は純増2振りという状況…。

  • 『お問合せ』なんとも悩ましいですね。
    欲しいなぁと思う物はほとんど『お問合せ』!
    とりあえず電話して駆け引きが始まる。
    頑張っても全く値引きなしだったり、あっさりと値引きされたり、、、、
    そのプロセスもまた楽しみの一つになってます(笑)

    作者からの返信

    バトルですねバトル。値引きしてくれない店もありますねぇ……。そういうところが、大抵は危ないお値段のような印象。
    しかし、この購入時の駆け引きも醍醐味で。互いに値段を言って、パッと決まったときは凄く嬉しく楽しいですねぇ。

  • これ難しいんですよねー。

    聞く人次第でも値段が変わる可能性がありますから。

    お店の性格に拠るのは勿論の事、お店への貢献度とか付き合いの深さ、客側の口の堅さなんかも含めて余りにも条件付けが多岐に渡りますし。

    初見と常連で値段が違うなんてのも、実際の所あり得る話でもあるので。後から見つかる資料一つで値段がポーンと上がるのもある事なので。

    いやはや、お問い合わせの刀の値段って本当に難しい。

    作者からの返信

    ほんっと訪ねた人によっても値段が変わりますねぇ。店の性格が凄くよく出ますし、お問い合わせ品は凄く難しい。良いなぁと思う品が出ていると悶えて悩むのも、これも一つの楽しみではあるのですが。

  • 初心者の質問に詳しく説明して頂きありがとうございました!
    おかげでしくみがわかりました。難しいかけひきとなりそうですね。

    作者からの返信

    いえいえ~。確かにお問い合わせ品は目をひくものが多く、でも値段が分からず何だかドキドキしますよね。

  • 初心者です。いつも勉強させて頂いております。
    質問があります。商品によっては、「お問い合わせください」とありますが、これは値段が決まってないのでしょうか?そうでしたら値切ることも可能なのでしょうか?
    初歩的な疑問ですみません。これからも応援しています。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    「お問い合わせください」の場合も、店として値段は決まっています。色々あって値段を見せないだけです。で、こうした品は感覚としてですが800万以上の場合が多いです。
    値切る事は可能です。しかし問い合わせて1000万と回答があって値引きで900万になったとしても、本当は800万の品という場合も十分あります。
    色んな刀剣店を見て、刀剣に対する相場感覚を何となく身に付けないと、なかなか買うのは難しい品です。

    回答としては、こんな感じでどうでしょうか。また、なにかあればお気軽にどうぞ~。

  • そんな名刀が集まるとは…。

    勉学のために混じってみたいですね…

    作者からの返信

    悪戯好きと言うか……新刀に見える古刀とか、古刀に見える新刀とか引っかけをしてくるので。変な方向(疑り深くなる方向)に鍛えられますね。

  • うわー、名刀だらけ。
    本当に混じりたいwww

    作者からの返信

    粟田口は凄かった……ものの、最初に新刀? と疑った自分が悲しいです。

  • まぁ去年から事態の進捗が早すぎるんですよねぇ。

    自分で何とかしたくても、年単位じゃないと納得する品が買えない身としてはつらい所ですw

    興味がなくて無くなっても構わない名品刀剣、こっちで無料で引き取りたいwww

    作者からの返信

    早すぎる奔流ですね。
    どこかの大富豪が「これいらないから」と譲ってくれたら……。

  • 実際に手持ちを見ると、という言葉の説得力が相変わらずお強い。

    買う買わないって話は本当に難しくて、名前に相応しい出来と状態じゃないのなら手が出しやすく、これなら手を出したくなる品は値段が邪魔をする。

    備前三郎国宗に限りませんけど、今般の状況を鑑みると出たら買わなければ海外に行ってしまう……と言うのが何とも悩ましいところですね。

    作者からの返信

    手持ちの品も、なかなか見てるようで慣れで見て、しっかり見てないんですよね。こうして文字にしようとすると、しっかりと見て改めて気付いたり感じたりがありますね。
    海外流出関係は、いろいろ耳に入ってまして。また改めてメモにしてみようかと……動きはあるみたいですから……。

  • 面倒な人いますねぇ…。

    作者からの返信

    多いですねー
    でも、あんまり言うと私が面倒な人になるので。これぐらいにしておきますか

  • 深淵と言っていい刀剣業界に数十年いて、扱った数も万を軽く超える人がただで教えてくれる知見にそんな事投げられる人いるんだなぁ、と思いつつ。しかし新藤五三振の時点で吹きましたw

    まぁそこまで同一工を手に入れた事はないですが、末物なんかは明らかに違うにしても古い所もそれなりに違うのですね。よくAにしては出来がどう、Aならば首肯される出来、Aとして典型にして優品。そんな話は聞きますけれども。

    個人的に車の例えで思い出したのは同一車種のグレードですな。クラウンの何某、レクサスの何某、ベンツの何クラスだのと言ったアレ。

    作者からの返信

    プロ中のプロですし、相当なコレクターの方ですからね。
    同一刀工で複数というのは新藤五だけでしたので、ちょっとそれで例をば。
    車もある意味で、現代における刀剣のポジションみたいなものですかね。しかし刀と違って何年かで買い換えねばいけないのが……刀剣なら千年でも機能を失わないのに。

  • 面倒な人ほんといますよねぇ…

    作者からの返信

    ほんっと、いますよねぇ……

  • 一文字系列で岩戸の次に買いやすい片山一文字ですが、これなら買いたいと思う思わないは置くとして、在銘無銘を問わずネットで見ている限りは中々出て来ない。
    個銘極めも則房以外は見たことが無いような気がしないでもないですし、初代は福岡に入れるべきかなのか等と考えなくもないです。これは派と言うより実質個人の異名に近い鎌倉一文字助真も一緒ですけれども。

    無銘物は鑑定結果が変わる可能性がありますが、片山一文字は出来に比して青江になる可能性が比較的ある分、お値段控えめなのかもしれませんねぇ……。

    作者からの返信

    片山一文字は意外に出ないですよね、むしろ一文字の方が出るぐらい。在銘も確かに則房しか見た事無いですが、その則房も鉄色が明るく冴えて、片山一文字よりも一段上で別格という感じですねぇ。
    普通の片山一文字は一文字より、やや安。でも良い品は良い品で評価され、青江極めが片山一文字になった品は凄かったです……勿論出来も夢に出そうなぐらい。

  • 九十五振目 泣いた鞘書きへの応援コメント

    本阿弥家の鞘書のしきたりでは鑑定した場合「識」、見ただけなら「観」、鞘書を頼まれて銘と法量を書いただけなら「誌」と書くということです。寒山、薫山は「観」は使わず、そう書いてあれば偽物と聞いたことがあります。
    この話がホントかどうかは分かりませんがが当たってる気がします。

    作者からの返信

    あと探山氏の場合は字数もありますね、良い品見てテンションあがるとベタベタに書かれますし。逆に褒めどころがないと、どう書こうかと悩まれて字数がへりますんで。
    ただ、どの鞘書きも正真・偽物があるので注意が必要ですが。

  • まぁお節介のように伝える事はありますが、そこはそれ一応やんわりとと言うか。
    次なる問題は次に手に入れる刀剣ですが、目が上がってしまうと収入が増えないと難しい事。本筋のしっかりしたものをと考え、年次計画を立てて貯蓄して我慢して貯蓄して我慢してを繰り返す。

    これも前進と考えられるか、難しいところではありますね。全額は使えないから倍から3倍は貯めてからでないと……となると本当に。でも目の前に来た(と思った)時にお金が無ければ贖えない。その上で長く持てる物かは持って見なければ分からない。その分からないだらけの中で貯蓄していく必要があるのがこの趣味の辛い所です。

    作者からの返信

    やんわりとしか言い様がないですねぇ。
    入手もしっかりとしたもので、一番良いのは大和系ですかね。値段に比べて出来が良いのが多いですし。ただ玄人受けするので、最初の頃は目が向かないのが難点ですが。
    確かに「来た」という時にお金がないのが一番悲しい。でも「来た」と思って手を出して、次に大物が来て悲鳴をあげるという……ここが一番難しいですね。己(欲)との戦い!

  • 写真の修正は仕方ないかなと思っています。最近ではスマホで簡単に顔を可愛くしたり、綺麗にしたり、さらにはボディースタイルまで変えて別人に変身することができます。
    やはり実物を見ないとデスね。

    作者からの返信

    写真の修正は脅威の技術、実物と写真を見比べ沈黙してしまう。やはり!実物を見ないと! あ、もちろん刀ですよ。

  • 白鞘の話、興味深く読ませていただきました。研ぎや、白鞘、拵、ハバキを新調しようとするとどこに頼んだら良いか悩んでしまいます。刀剣商にお願いすれば良いようですが、肝心の信用できるお店が分かりません。
    以前に鯉口の調整を頼んだら適当に削られてしまい、ちょっと見でも分かるくらい凸凹にされてしまいました。
    困ったものです(><)

    作者からの返信

    購入経験のある店なら、だいたい大丈夫かなぁ。
    とにかく職人と直のやり取りはトラブルが多いですし……。
    ほんと困ったもんです。

  • ハバキで刀剣が作られた当時物ってどれくらい残っているのでしょう?
    ほとんどが作り直されたものなのかな?

    作者からの返信

    普通に購入する品ですと、殆どが現代ですかね。古鞘があっても鯉口に嵌まりませんし。現代のハバキも上手は上手ですけど……刀に合わせる雰囲気に乏しい作もありますね。

  • 模造刀は手に取ったことがないので勉強になりました。
    それじゃぁ昔起きた事故は事件...
    ヾ(◎o◎,,;)ノぁゎゎ

    作者からの返信

    そこは闇ですね。
    仮に模造刀しか持った事がなかったとしても、尚のこと真剣を持てば違いが一瞬で分かりましょうし。

  • 以前、重要刀剣で鞘書に〇〇家伝来とある古刀に出会いました。好みの太刀だったので色々質問してみました。伝来の根拠についても聞いてみましたが、鞘書以外何も無いとのこと。伝来の根拠のある刀剣ってどのくらいあるのでしょうかね?特重クラスではよく見かけますが…

    作者からの返信

    どうでしょうね……基本として鞘書きはアテになりません。
    特重などで伝来が明確なものは、そこそこあります。たとえば薫山、寒山、光尊などの正真の鞘書きがあったり、または書籍の所載品だったり、きちんとした伝来を示す書付があったりですね。
    なお、伝来品はそもそも出来が違うので、見た瞬間に伝来品と分かる化け物のような(凄いという意味で)刀ですね。

    しかし店で〇〇家伝来とあっても証拠はないです。私が手放した普通の品も、気付けば某店で島津家伝来と鞘書きされ売り立て目録(但し寸法が違う)も添付されて売られてますし……。
    店で買う場合は突っ込んで確認するのが正解ですよ、本当に。

  • 最近こちらのサイトを見つけ、時間がある時に少しずつ読み始めました。
    色々な話題があり、興味深く拝読しています。

    私も何軒かのお店とお付き合いして来ましたが、なかなかこのようなお店に出会えませんねぇ。
    刀剣趣味に嫌気がさす前にこのようなお店にに出会えることを期待します!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    刀剣趣味も店次第な部分もありますからね……。
    良いと思える店に出会えますように!


  • 編集済

    なるほど、刀剣界の競りとはそういった内情があるのですね。さすが勉強になる、、、、、
    違ったら申し訳ないけれど都内であれば〇〇堂かなぁ〜?、、、、、
    自分が思った同店舗ならばアヤシイ正宗、村正、その他著名な古刀、、、古い認定書や他団体の鑑定書付きで裏に何本も所持してるからな〜、、、、、、

    良い品も確かに置いてあるのだけれど、そこにアヤシイ品を紛れ込ませる巧妙な策を弄するからなぁ、、、、

    違っていたら申し訳ございません!

    よくよくみれば〇〇堂って都内には本当に多いですからね。


    作者からの返信

    東京の〇〇堂としか聞いてないですが、話を聞いたときは真っ先に思い浮かべた店と同じですね。でも他にも〇〇堂で該当しそうな処もありますから、実際はどうか分からないのが正直なところです。
    でも正直言って名前に” 堂 ”がある店って大体が……ゲフンゲフン

  • 駆け引きですねぇ……とは言え、師匠が言うにはそう言うものが出ると場が燃えるのだとか。熱くなれば値段も想定より燃え上がるかもしれず、ジリジリよりもパッと行きたい気持ちも分からなくも無く。

    店主が如何に向きの太客を捕まえているか。幸い刀は腐りませんから、その額を一時的に自分の刀として楽しむことが出来る余裕があるか。お話伺う限り前よりも地力が問われる場になってるんですな……。

    作者からの返信

    そうですね。パッと行ってサッと、かっさらわないとダメな感じみたいですね。でも高額落札で市を荒らす店も東京方面にはいるみたいで。○○堂らしいですけど、その分だけ客に高く売りつけてる様子ですね。太客と言いますか、そこから抜けられない客がいるのか……。

  • チラホラとそのようなことは知り合いから聞きますね……。その方々はしっかりとしているので信頼してますがとんでも論を展開している方も地方に入るようで……気をつけねば

    作者からの返信

    えてして、とんでも論ほど大きな声で喧伝してるものですし……。
    触れて染まると歪んでしまって、仮に我に返っておかしいと気付けても後々まで響く……どーもならん、という処ですね……。

  • となると、清光か宗光かな(^◇^;)
    末備前も良いですが、応永備前はもっと好きです。
    いつかは欲しい、鎌倉・南北朝といったところ。

    作者からの返信

    応永備前に感じる落ち着いたイメージが好き。
    鎌倉か南北、どちらを狙うか…!

  • アタシも気をつけねば

    作者からの返信

    ちゃんとしてる人だから大丈夫

  • 実見とか実際に見たことが無いものが多く、実際に持ってらっしゃる方のお話は本当に勉強になります。実際に手に取りながら覚えるのが一番なんですが、早々手に取れない品ばかりですから。

    持ち物こそが最もその作域・作風を教えてくれる物ですし、贖うにしても相州上工の品となると早々たまる額じゃないですしね……w

    作者からの返信

    何振りも見えると良いのですが、あくまでも数ある同銘作の中の一振りについて。しかし毎日小一時間見ても、ある日ようやく気付く事があったりです。

  • 弐百弐拾弐振目 刀箪笥への応援コメント

    寧ろ積極的に宣伝しても良い気はしますw

    まぁこう言うのがあるよ、的なものでもいいので。最近若い愛刀家が増えたことでもありますしね……って、昔の基準だと私でも十二分に若手なんですが。

    始めた頃は4050は鼻垂れ坊主的な趣味でしたからねぇ。

    作者からの返信

    人づてに渡っているので、さりげなく「こんなのあります」ぐらいの宣伝しておこうかな。

    しかし、昔は60過ぎぐらいでないと、まともに相手してくれない店が多かったですよね。若い者には新刀とか、出来の悪い品しか紹介してくれなかったり、勉強はさせてくれても「そこの僕、これで勉強しなさい」なーんて感じでしたし。

  • ああ、例の。

    まぁ長く色々なサイトを見ていると分かるけど、かといってフロック的に品物だけはいいものが出てくる事もあるけど、それが実際に問題が無いのかは画像では難しいのもこの趣味の醍醐味でキツイところにて。

    しかし手放したかつての愛刀がどこ行ったか、というのは愛刀家共通の想いではあるかなと。故あって手放した、或いは下取りに出した。その行き先が私の場合は見つかりませんが、出てきたら一目でわかる程度には思い入れはありましたから。

    いずれにしましても知り合いにそれとなく教えるぐらいしか出来ませんけど、欲しい品が付き合いたいお店に来るとは限らないのもまた、この趣味のきつい所ではありますな。

    作者からの返信

    例のです。
    偶に触れ込みだけは凄い品は出てますが、画像が悪いのかどうなのか、見た限りはピンッとは来ない場合が多い感じ。
    手放した品を誰かが所持しているのを見つけた時のドキドキ感と来ましたら……嬉しいような心配なような。あと少しだけ得意な気分もありまして。ちょっと名状しがたい。
    欲しい品が懇意の店に来るとは限らず、むしろ他の店に来るのが目についてしまって。この堪える気持ちが辛いですね。

  • いつも更新されるのをとても楽しみに致しております。久しぶりに投稿させていただきます。そのお店は10数年来通っておりまして笑。数寄者の方から格安で後進に!とか、何々家伝来!とか、(希)とか、もうほとんどギャグとしか見てなかったのですが、改竄もあるとは思ってませんでした。小生は10数年前に初心者のころ2振りほど、偽銘と知らず勧められて購入して、それ以来そこで購入することはないのですが、たまに面白そうなものがあるので通っております笑。結局その偽銘も引き取ってもらおうとしたら買値の2割!でした。確かに値付けは店が決めるものなので、高くとも客が納得すればそれで良いのですが、そのお店は未だに初心者をカモにしてるのを見かけますよ!

    作者からの返信

    希望銘とか、だったらいいなぁとか、ギャグ気味で初心者をカモっているとは知ってましたが。思いっきり改竄してますからね……いやいや、知らずに入手しただけかもしれませんが(それはそれで見る目なしですが)。
    本当に害悪なんですが、どうにもならん。怒られるかもですが、琵琶湖付近から西となると良い店がないと思ってます。


  • 編集済

    無銘包俊の特保の刀を一振り持っています。
    身幅がやや狭く反りも浅い、差裏の刃文の働きがやや少ない、手元にかけてやや柾目になる、そのあたりやや南北朝っぽくない気もするのですが、地鉄が目が覚めるほど冴えわたり刃区もしっかり残ってあまり研がれていない感じです。スレンダーでやや無表情系の箱入り美人・・・といった風情です。
    包俊は南北朝から室町前期まで何代かいるので、南北朝よりもしかしたら少し下がるかもしれないけれど出来が良くて保存にとどめるにはあまりにしのびない、そういうものまで特保に拾おうとする個銘なのかも・・・なんて考えたりもしてます。妄想ですけど。
    一方で重要は無理よ?という日刀保のメッセージがこめられているようにも。
    ちなみに登録証の裏側に見つけたシールに正真粟田口国吉と書いてあったのはご愛敬です。
    あと手掻好きが高じて輾磑門を見に行ってきました。散歩していたら手貝町、あと包永町という地名を見かけましたが、まあ手を掻くなんてちょっと変な名前なので現代の地名にその漢字は当てないよねと納得していました。

    作者からの返信

    良い包俊を所持され羨ましい。包俊の出来の良い品は、澄んで冴えて見事で素晴らしいですからね。そういった意味で個銘極めは他と差別化されてありがたい。
    個銘極めだから重要が無理という事もないかと。重ねの厚さ、上から下まで刃幅の変化がないか、疵の少なさ、美術品としての価値ががあるかどうかで。懇意の刀剣展があれば「チャレンジする価値があるか」と尋ねるのも手かと。
    粟田口は結構似たような事もありますね。それだけ包俊の地鉄が良いという事かも。

  • 他の商品なら大炎上ものなのに、大々的に商売してるのが恐ろしいデスネ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
    そして、加工してても特保までは普通に付くのですね。

    作者からの返信

    普通であれば産地偽装で大炎上なんでしょうけどね……。所有時の写真が鑑定書含めあるので、提示して追求しかけて無駄だと思って止めました。

    繕いも元の刃が少しでも残っていれば特保になる。なお、再刃でも特保になりまして、新しい時代の鑑定書なら銘○○(再刃)と書かれる場合もあるようです。
    しかも……こうした品は他の部分が良いので特保になるため、余計に引っかかりやすいという罠のような恐ろしさ。

  • 明らかに倫理にもとる所業です。
    第28振目に出てきた刀ですかね。

    作者からの返信

    28のものですね~。
    各店ともそんな事は全く説明していませんでしたが……懇意の店によれば刃が1%でも残っていれば、それに該当しない扱いなので、普通は言わないらしいです。そういった意味でも、店と懇意になっておいた方が良いのでしょうね。

  • 気をつけねばなりませんね…

    作者からの返信

    ほんと気をつけねば……。
    銘で選ぶのも駄目ですが、その前段階の店選びから注意せねば

  • 偶然始めて買った刀のことが知りたくて宇多で検索したらここにたどりつき140話まで読みましたw宇多ってネットに情報がほとんどないんですね。富山で調べて出てきた江の茎がそっくりだから同じ富山だから関わりあるのだろうかと何の知識もないだけに迷推理全快になっております。玉はがねの事とか初耳で大変興味深いです。こんな重要なことが聞いたことないのは何故なのか刀剣界への忖度でしょうか。
    私は数年前まで古銭を集めて明治や大正の人が使っていたのかとロマン掻き立てていたのですが、ここ1年刀剣好きの方や刀剣商刀鍛冶のブログを見ているうちに日本刀ならもっと昔の人の作って愛用したのが手に出来るんじゃないかとポチってしまいました。毎日眺めて毎日神経すり減らしています。やはり真剣は真剣に対峙しないと前田さんも手入れで切ったと言いますし。長くなってしまいましたが楽しみに見ています。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    宇多の情報は案外と少ないですよね。
    今の時代は玉鋼が日本刀の原料とされて、他に良い材料もなく自家製鉄ブームも下火になった感じもありますし、今後も玉鋼が主流なのかな。
    確かに刀剣は鎌倉時代や平安時代の品さえ普通に売られているという、ちょっと特殊な世界。時代に思いをはせてロマンを感じるのが楽しみですね。


  • 編集済

    最近あちこちで見るようになりましたからねぇ包俊。

    全体的に見ても青江や大宮、末左等も流派極めだったものから、個銘極めが増えてきた印象はあります。明らかに〇〇の作で出来は常の作よりは上ながら最上には届かない。痒い所に手を届かせると言った趣でしょうか。末物については……ええ、まぁ気持ちは分かるけどその……と言った具合にて。

    ある意味分かりやすい指針で避難港には違いないんですが、〇の中では出来がいいものですよって言う選びやすさはメリットかもですね。値段的には個銘極めで2割増ぐらいでしょうし、その点は昔よりも選びやすくはなったかもしれません。

    ホンの10年ぐらい前までは保存でも十分な時期もありましたから、それ以降出てきた物に特保を付たものも少なくないかもですね。今の猫も杓子も特保というのはメリハリが無くて困りどころさんですが。
    保存は返してるでしょうけど、マル特や登録証は怖いですねぇ……ヤフオクあたりに流れたのがどれだけあるやら……。

    作者からの返信

    包俊増加中。
    流派極めよりは、個銘でメリハリがつく感じはしますけど……うーん、という感じですね。お値段に影響するせいか、こうした個銘極めの場合は登録証と鑑定書を令和で取り直している感がありますよね。
    日刀保と店はニコニコかなぁ。しかし古い登録証や鑑定書が適切に処理されていると良いのですが。

  • 刀の買い方、集め方、選び方。
    質を一度上げてると、方向性が違わない限り一定額以上が必要になっていく。

    見る眼は良いものに慣れて厳しく、財布は薄く、而して現実的な贖う額は重くと。
    実にバランスが難しい。山と違って高みに慣れた目は慣れない頃には戻れない。

    でもそれが難しくも楽しい。実に因果な趣味に嵌ってしまったものですw

    作者からの返信

    上から目線と言われそうですが、オークションの域にいる時は、やっぱりその域でしかないわけですし。そこから出て質を重視していくと、目が慣れて以前のものでは楽しめなくなる。
    そこに自分に成長を感じつつも、財布の中身を思えば、言われるとおり因果なものと感じます。でも、楽しいw


  • 編集済

    ちょっと調べてみた限り、
    ・今回の話は店ではなく老夫婦との個人売買らしい
    ・動画でぼったくり返り討ちネタを今まで上げていたので自分がぼったくりに合うというのはネタとしておいしい
    ・買った本人も最後は自分にとって価値があればいいと言っている
    これらが本当なら店売りのぼったくりとはまた別のものかもとも思っています。

    あと、アドバイスしていた人が言っていた保存刀剣だから安くて当然、価値もないと実物も見ずにいうのもどうかなと思ってました。無名工でも会心作はありますし、銘の真偽を知りたいから保存だけ受けた人もいますし。それにしても300万円は高いけど。
    まあ日ごろから目をかけていた人らしいので、今回は優しい外野の意見として、全体としていいエピソードになっているというのが個人的な印象です。買った本人もお金に困ってないみたいですし。

    追伸 個人の方の素性などが分からないので実際最初の売買はそこまで良い話でもないかもしれませんが・・・ただそのあとのやり取りで本人が「先輩の光忠ください!」「さすがにそれは・・・見せるだけなら・・・」なんて言っておられるのを見ると楽しそうだなと思ってしまいました。その後の話を見るとぼったくりという言葉のイメージほどには暗い話ではなさそうって感じです。

    作者からの返信

    ありがとうございます、そういう事情ですね。
    老夫婦さんですと、やはり過去の値段で認識して売買。今の値段では大幅下落を、その値段で購入となると良い話に感じますね。
    実物見ず銘と保存鑑定だけで安いというのも、仲良い間柄であれば、そういうやりとりも問題ないでしょう。両者共に、ネタとしておいしいのは確かでしょうし。


  • 編集済

    例の件は難しい話なんですよねぇ。

    現在の価格に照らし合わせて考えると高い。
    ただ個人間なので買った時の価格を参考にしてる可能性がある。

    買った後に相場を把握してる人は、買った値段の物を持っている事は少ない。
    なので買ったままの善意の人の可能性が低からずあるんですね。

    ただ現在の相場を知ってる他人からすると、あれ?となる。

    私自身も高く買った事はありますが、勉強代と諦めたことはあります。
    絶対に忘れないし、事ある事に思いだすし、そこで買う事は薦めない旨を知り合いには伝えますけどね。

    追記。
    実際の所、年齢も含めて誰が何をどの程度まで買うというのは見た目で判断出来ませんからね。趣味人程身の回りのものにカネを掛けない風潮もある。今回は個人間ですが、お店となるとかさねさんのように「でも前に……」という記憶が刻まれてその知り合いにも伝播する。
    まぁ時期的な問題で昔はそれが普通だった状態でしたから、切り替えられないお店も多分まだまだあるんでしょうねぇ。

    作者からの返信

    個人間でしたか、そこまでは確認しておらず。まさしく外野の思い込みによる意見になってましたね。反省。
    そうしますと、過去に購入し、そのままの値段で思っている人という事でしょうね。そうすると、10年どころでなく大事にされていた品なのかな。

    それはさておき。店の場合での勉強代については、絶対に忘れないですね。同店で良い品が出ても頭にちらついて最終的には信じられず手を出さない状態です。

  • タグの大和が回収されました。
    (なかったですよね?宇多や三原はありましたけど)
    大和の直刃を心を澄ませてたどっていくと心が浄化されていくようで、煩悩でできている私はそのままふわっと消えてしまいそうになります。肌も緻密で飽きませんし。
    以前当麻欲しかったんですけど仰るとおりでお財布見ながら迷っているうちにすぐ売れてしまったりでご縁がありませんでした。

    作者からの返信

    そう言えば大和は無かったような……。
    大和の直刃と、つんでいながらつみすぎずない肌模様が見事。
    当麻は早いですから、迷っていると直ぐ売れてしまうんですよね。

  • 大和伝本歌はいつか手に入れたいと思ってます。大和系統がよく刺さるので

    作者からの返信

    当麻だけでなく尻懸も手掻も、肌が実に良きもの。

  • 無銘物が多い関係上、手癖が磨上られた下に来てたかもしれませんからねぇ。とは言えお買い得とは思っても先立つもの問題になり、と。

    新藤五国光と行光、こじつけですが当麻国行の上下を切り離してるようにも見えなくもなし。国という通字自体が大和系とされる鍛冶に多いのも気になるところです。大和は他国とは違い、日本全体の異名でもあるのである意味で通じてしまう。等と言う事が他の国に移動した鍛冶の通字とする通例としてあったなら……面白そうだなと考えたりしますねぇ。

    作者からの返信

    手癖の湾れがないと、ほぼ相州伝ですからねぇ。
    お買い得と思いつつ手が出せず惜しんで悔しい思いも何度か……。
    国行からの国光、行光。確かに次代、次々代で先代の名の一部が出たりしますし。国の字も考えていくと面白い!

  • 貳百拾貳振目 第67回重要への応援コメント

    なんか運に左右される部分が大きくて博打のようで釈然としないが、相手の土俵での勝負で正にまな板の上の鯉。
    良いモノでも通らないと言うシステムは精神衛生上良くないですね。理系の自分にはこう言うのは耐えられないので近寄らんどこ。

    作者からの返信

    微妙な部分があるため欲が絡み、無用な研ぎに出されたり色々ありますからねぇ……。

  • 40は一般愛刀家としては多いですねー。自身で重要・特重にされたのもすごいですけれども。

    私は6振で一旦打ち止めです。
    またお金溜まったら面白いのでもとは思いますが、いいのを購入すると目が驕って高いのばかりに目が向いてしまう。仕方がないとは思いつつ、でもいいなと思うと大抵高くて目標額が上がってしまうと言う。

    因果な趣味ではありますが、やめられない止まらないw

    作者からの返信

    いろいろ含めての40ではあります。
    重要特重は、最初の頃の素直な気持ちで「欲しい!」と選んだ品の方が良く通った感じです。段々と欲が絡んで「これなら」と選ぶとダメなんですよね……。
    増えすぎてしまって、整理して減らしても、また少しずつ増えてしまう。困ったものです。

  • 何れも素晴らしい品ばかりですねぇ……。

    古来からの位列には意味がある、その事実をダイレクトに視覚と脳に叩き込んでくれるものこそ名品、なのかもしれませんね。

    味があるでもなく、味わい深いでもなく、味わい尽くせない。
    けれどそういうものはお金(円)も必要ですが、縁がないとどうしたって手に入らない。

    そこがこの趣味の面白い所であり、もどかしい所でもあり、と。

    作者からの返信

    良い品を見せて貰いましたが。タイミングが良かったのもあり。
    位列に拘りすぎる気はありませんが、やっぱり位列には位列の意味があるって感じですね。

    しかし何度も見たい品が手の出せる価格でタイミング良く出てくるかは、全く不明……円と縁の両方が必要ですかね。


  • 編集済

    今はまだマシなんですよね。
    悪評も調べる事が出来る。
    刀自体も長く見ていればネットで当たりがつけやすくなっている。

    店も何か問題があれば、真偽はともあれ一定の評判になっているから、避けて他に行く判断は出来る。

    昔は失敗して痛みで覚えるのが普通という話でしたし、価格帯も一部を除けば大分お求めやすくはなっている。

    まぁ、一部は変わらないどころか上がったものもありますが。

    追記。

    嘘やら悪評はは実物と写真、大刀剣市に出て居ればお客の入りやら見せてもらう際の反応で判断するしかないですね。良くも悪くも実物主義の世界故、誤魔化しなどに気を付けながら、と。初心者に誠実なお店なら、6割ぐらいは大丈夫な気はしますw

    作者からの返信

    ほんと判断材料の情報が増えましたね。ただネット情報は真偽入り乱れてますし、上手くネットを使って評判を操作しているような店もありますし……。
    画像も実物と比較して、その店の写真の特徴を把握すると、なんとなく分かったり。
    ただ面白い事に、明らかに高くい店の悪評は少なく、そうでもない店の悪評ばかり目につくのが気になりますが。

  • アタシ吉道と正俊が三品の中で好きですね……

    作者からの返信

    吉道と正俊は手に取ってみた経験がないので。こちらは手抜き、もとい正直な気持ちにて、見た事のない品については省略致しました!

  • やはり三品でしたか。私が最初に買った刀が大磨上無銘・伊賀守金道極めの志津写しで今も大のお気に入りにしているので、前話でこれはようやく三品来たか!ってテンション上げてました。
    荒木又右衛門の折れた刀は法橋藤原来金道って銘が入ったものが残っているのに講談師のせいか伊賀守金道のせいにされてしまって気の毒なことです。初代金道の刀は美濃の実用性もがっつり引き継いでいるので簡単には折れない気がします。古刀に見せるために銘を削った新刀の多さを見るにつけ、この時代の人は我々の想像以上に古刀をありがたがっていたんだなあと。あるいは当時の刀剣商のマーケティング戦略でもあったんでしょうかね。

    作者からの返信

    伊賀守金道の志津写し! 無銘で極まるとなれば、相当良い出来なのでしょうね。羨ましい! 
    大道、金道の初代辺りを見てますと、しっかりした重ねの実用本位ですから、そう折れないと感じるところ。完全に固定した状態で横から打撃を加えればあり得るかも知れませんが、手で持った状態となると……折れる前に取り落としそうな気もします。
    古刀にされる新刀、または古刀のように茎を細工した生ぶ無銘などなど。やはり昔から古刀の方が価値も値段も高かったのでしょうね。

  • 出会いは唐突ってやつですかねぇ…。

    あたしはまだまだ毛が多少生えた程度の知識しかないのであれですがそういった出会いも良い物ですね

    作者からの返信

    普段は骨董屋の刀はみませんし、最近は新刀に手を出さないので偶然。
    お年寄りの店主にほだされた感もありますが……。


  • 編集済

    良い客、お得意様。
    確かに難しいですが、そこを意識する前に刀屋さんでバイトして。
    問題はそこがなくなったら次がなかなか見つからず、と。

    まぁ色々見たのもあり、次のお店で普通のお客さんになれるかも怪しい我が身ではありますが。この辺はお金がないと中々先に進まんものです。

    十年とか待ってくれるお店なんてもう見つからんでしょうしね。

    よほど店の人と馬が合った感じでしょうか。>
    合ったのは間違いないかなと。実質的に刀の師匠でもあり、諸々の申請やら保存出しにいったりとしましたから。でもかさねさんの四年でもあまり聞かない長さですし、十分に良いお店と良いお付き合いをされてる事は伺えます。

    作者からの返信

    あちこちの店で買う元気もなくなり、今は一つ二つの店と付き合う程度。
    十年となると、よほど店の人と馬が合った感じでしょうか。
    今は四年ぐらいかどうか……でも、良い時代の時でも一年もたたず態度が変わった店もありますし。その辺りは、やっぱり店次第なんでしょうね。

  • 後悔先に立たず。

    されど経験値貯まりレベル上がる。

    一期一会ゆえ日々精進。

    執着、固執しすぎず自分を客観的に見つめてみる

    ってな事出来れば良いですね。
    出来ていればもうちょっとマシな人生が送れたんだろうなぁ。諸行無常。合掌。

    作者からの返信

    なかなか客観的になれず、変な事に拘ったり、意固地になったり。後になると後悔反省する事が多くあります。

  • 最近読ませていただいてます。
    私も居合をやってた学生時代に諸先輩方から「本身買うなら車一台分くらい」と聞いたのですが、なるほどたしかにそんな感じですね。
    人気刀も、スポーツカー買うくらいの気合があれば、まあ買えないことはないと。

    作者からの返信

    こんにちは。
    そうですね車を見ながら、これが刀と同じか~と思うと、物の値段や価値観が分からなくなりますね……。

  • 名品を多数見られたようで。
    懇意にしている刀剣商、というか実質刀の師匠が亡くなってからそう言う機会はめっきり減りました身としては羨ましい限り。
    まぁ銘を伏せられたものが気になるのは事実で、でも想像するのは自由かなと思ってヒントから考え込んで楽しむ。これもまた刀剣趣味の醍醐味かな、と思わなくもないですね。

    作者からの返信

    お店とは懇意と言うか、毟られていると言うべきか……ギブアンドテイクな関係かな、と思ってはいます。
    銘を伏せた品は、刃も地も普通の域どころか名品の域も超えている出来でした。刀剣書に記載される出来とは、大きくかけ離れて、それでいて銘を言われると納得するところです。

  • そこまで当てられるとは・・・店とかでいろいろ見て眼を肥やさんとですねぇ

    作者からの返信

    比較的分かり易いものが多かったです。しかし、これに新刀が交じっているとなると。それだけで迷いが生じ、自身がなくなり分からなくなるのですがw

  • おぉ、これは件のアレですね。
    写真を拝見した限り良い品なのは分かりましたが、このように詳細に伺うとお値段は置くとしても良い品であることが伺えます。

    得てしてこういう短い物こそが最後まで手元に残る、と言うのが師匠だった刀屋さんが言っていたことでもあり。またこのように商品として出る前に刀屋さん自身が気付けない名品が重要になったなんて話も聞いておりますので、いずれにせよ今後が楽しみな一振ですね。

    短いと本当に気楽に楽しめるので、暫くはほぼ毎日見てられますね。個人的ないつものパターンだと毎日見て覚えて数日単位に変わり、傷ケが怖くなってきて思い出す為に見る感じになりますが、こちらの品が毎日見て飽きないぐらいだと良いですねぇ。

    作者からの返信

    そうアレです。これは店が視線を逸らして、トントンッと合図してくれた感じ。出来は満足ですが、さて上に通るかどうか……。それに、しばらく手元から放したくない気持ちもあるので。
    さすがに時間が経つと目が慣れ、細かな疵なども目につきだしましたが。同時に幾つかの働きも見えてきたところです。

  • 刀はその時の刀工の鏡なのかなと思いました

    作者からの返信

    やっぱり鏡なのでしょうね。
    名刀鍛冶に変人が多いのも、やはり普通を越えるからなのかも。

  • 更新お疲れ様です。

    確かにおっしゃる通り、以前の値段を知ってると思わず手が伸びそうになる物が増えてますね。お金が無いので伸ばす事をやめる毎日ではありますが、通販雑誌を見ていると目を疑う事が割とあります。

    無銘極め下位の避難港(大宮・直江志津等)が特に下がってる感じですがそれでも中々売れない反面、極めですらほぼ数が無い1000万超えの無銘刀は僅か数日で売れていて驚くばかりです。とは言えこの手の品物は一定の相場はあっても数が無く、逃したら十年単位で買えない品ゆえではあるのでしょうけれども。

    そう言った売れ筋の中の売れ筋は仕入れ自体が難しい。刀屋さんの言う危機的状況というのも分かる気はします。

    作者からの返信

    大宮辺りは在銘も含め、よく目にしますね。ちょっと欲しいなと思える品で100万以下とかも多いですし。新古境辺りの品も、ちょくちょく出て、値段も含め驚いたしまったり。
    1000万超えはそうですね。そして300、400はなかなか売れず。700、800付近も難しい場合が多い感じ。店は100以下の品を如何に買って貰うか、そこが大事と考えているようです。昔の居合刀がバカスカ売れた頃が懐かしいとか、ぼやいてました。

  • 更新ありがとうございます、楽しく拝見しております!
    100~200が下落と言うことは、新刀(ゲームに登場しない銘)あたりも狙い目なのでしょうか?
    自分の興味がある瑞龍寺奉納刀関係の在銘品も、清光や兼若以外はかなりお安い(脇差なのでさらに)感じがしますが昔の値段がわからないのでなんとも…
    いずれにせよ、良いお店さえ選べれば刀剣趣味を始めるには良い時期なのかもしれませんね。

    作者からの返信

    100~200も品により差はありますが、落ちている傾向かと。
    著名作であれば値段は維持、著名でない作は狙い目かと。新刀は品が多く動いているので、店によっては値を下げた感じもあります。新刀は根気に探せば良い品に遭遇できそう。
    あとは……店選びですね。

  • 個人的にはこの手の個性的な方は嫌いではありませんね。
    べっ、別に私はあんたの持ってる刀に興味があるだけなんだからねっ!ふん!

    まぁ、○○大鑑所蔵なら、鑑賞出来る刀が増えた⤴︎⤴︎って感じですかね。
    所蔵品欲しいな(@ ̄ρ ̄@)

    作者からの返信

    大鑑にある品を鑑賞するのも楽しいですね。
    ちょっと欲しいけれど、それでプレミア付きで値上がりというのも。うーん。
    まあ、普通に良い品が欲しい…

  • 毎回、楽しく拝見しております。
    私も沢山集めてしまうタチなので、ちょっと反省。保存鑑定が付いてないと、購入はやはり不安ですよね。偽銘、ハギレ、繕いものなんか掴まされた(なすりつけられた)日にはたまりませんよね。
    これからも、執筆活動頑張って下さい。
    応援しています!

    作者からの返信

    本当は鑑定書なしで買えるとよいのでしょうね。
    でも、やっぱり不安が付きまとってしまう。

  • 困ったことですね…

    それに心酔していると周りが見えなくなるのは本当に迷惑

    作者からの返信

    心酔しきって「日本刀教」みたいな凄い事を言い出す人もいまして。それで他の人が引いてしまい、日本刀そのものに忌避感を持たれてしまったりするのですよね・・・

  • いつの時代も困った人は必ず存在しますね😰💦
    始末が悪いのは、全く自覚が出来ない事です😢
    昔から言いますが、「馬鹿死ななきゃ治らない」、又は「死んでも治らない」…。
    結局、自覚が出来ないから一生治らないのですね😭

    作者からの返信

    これは○○大鑑掲載の凄い~という感じで、如何にそれが凄いかを大声で騒ぎまくったり。こうした人は今も居るのでしょうね……

  • ブームやバブルの時代にいらした、よく言えば時代や拘りなく数を集める、悪く言えば衝動的に数を集めるタイプの方ですね。持ち物をみればその愛刀家の性格分かるとは言いますが、こういう方もいらっしゃらないと刀屋さんが回らないのも事実ではあるのが世の中の難しい所です。

    まぁお話からして外商も昔は盛んだったころの事と思われますが、よく言えば古き良き時代の残照といったところですか。

    作者からの返信

    そうですね、いろいろな値段層が動かないと刀が回らないですから。
    相手の方も言葉の端々には刀それ自体を楽しんでいる雰囲気もありましたが、その刀に拘って囚われている雰囲気もあり。
    私自身も衝動的に買っていた時もあるので、あんまり人の事を言えないのですが。それだけに、余計に感情が反応しているのかもです。

  • 反面教師として生暖かく見守るべし。

    良いモノをより深く理解するための残念なモノを見せてもらって鑑定レベルが上がったと良い方に思えば無駄と思えた時間も多少有意義と言うか自己研鑽に費やしたと思えるかも。

    作者からの返信

    いろんな種類の品が見られたのは、それはそれで良かったと言えますね

  • 百九十六振目 鑑定会への応援コメント

    会には入っているものの、都合がつかず一度も参加できていませんが、こんな感じなのですね。

    一度は体験してみたいのですがいやはや

    作者からの返信

    最近は分かり易く懇切丁寧に教えてくれるらしいです。
    (ただ、それはそれで解説者の色に染まりそうな気もしますが)
    鑑定会は合う人には合うのでしょうが、合わない人にはとことん合わないかと……。

  • 百五十二振目 刀の上の雲への応援コメント

    雲類たまに見るといいもの多いですよね

    作者からの返信

    姿も古雅な雰囲気ですし、そこに山城風が交じるので、余計に良い姿をしてますよね。最近は少し出なくなったかな……。

  • 百九十四振目 末備前への応援コメント

    大かたは数打は数打らしい刀も多いんですけど、困ったことに備州銘にも影打の放出品かと思うような典型上出来が混じるから更にカオスになるんですよね……そう言うのは逆にお値打ちにはなるんですけども。

    作者からの返信

    備州銘という時点で数打ちか~と思わず、出来をしっかり見ねばという事ですよね。私も注意せねば!

  • 百九十四振目 末備前への応援コメント

    中々に区別が難しいのですね…

    作者からの返信

    しかも、この区別も一般的なものだそうで……。
    例外も含めていくと、もう本当に難しいそうです。


  • 編集済

    オークションでしか買ったことがなかったので、初めて刀剣店で購入するにあたりとても参考になりました。

    脇差を集めているので、刀ほど高額ではないのですが、こちらを参考にお願いし少しお値引きしてもらえました。

    買取、下取保証を考えると妥当な感じかなと思っております。

    追伸です
    その後、特保鑑定書の紛失が判明(そんなことあります?)、値引or再取得後の納品との連絡が…
    値引きに心が引かれるも、鑑定証無しだとモヤッとすると思い審査後の納品となりましたw

    作者からの返信

    読み返してみると、分かり難い文章だったと反省。
    少しでもお役に立てたなら嬉しいです。

    脇差し良いですよね!
    もっと評価が高くても良いのに……と思いつつ、そうなると値上がりするので現状のままが良いですし。何とも悩ましいw

  • 心にぐさりと刺さりました

    作者からの返信

    短刀でグサッと。
    こんな考えもあるんだ、という程度で。

  • いつも貴重なアドバイスありがとう御座います。
    まだ刀剣に関して何も知らない時に刀剣屋に来店して、あの妖刀◯正を勧められ購入、、、、電話では特保と聞いていたのに来店してみたらマル特でした、、、、、

    田舎から初めて刀剣屋に来店という現象も重なり、意気揚々になり冷静な判断が出来ずに現金一括で購入。

    しかし帰りの電車で冷静になって考えると怪しい点が何点か思い当たる、、、、地元の駅に着きすぐに返品の旨を伝えると最初は「わかりました、、、、」との返事だったのですが、数分後に実際現物確認をしているのだから返品はできないとの電話、、、、、ここで一悶着、、、、しかしそこに地元の法律に詳しい先輩に奇跡的に遭遇!電話を代わってもらい無事返品を了承してもらいました。

    かさね様の言う通り返品となると態度が急変し本性を表すものなのですね、、、、
    あの紳士的な対応はなんだったのか、、、、、、


    その後実店舗で商品を手に見て取って購入を決めた場合はクーリングオフの適用外と消費者センターに言われました、、、、、
    その抜け道を知って悪徳業者は店舗の来させて現物確認させて購入させることもあるのかなぁ〜とか思いました。

    作者からの返信

    上手く返品できて、騙されかけた経験も得られたのは運が良いですね。
    やっぱり最初からチヤホヤ煽ててくる相手は、気持ちよくして財布の紐を緩めようとしているので信じられない。だから少々素っ気なく、良い意味で商売っ気のない店の方が信じられると思うわけです。


  • 編集済

    本阿弥光遜の掟と特徴を見ていると弟子筋や類似工の場合、文章量削減の為でもあるのかなーって思う事もありますね。同じことをつらつら書くよりは同じ作域だけどちょっと落ちるよ、的な軽い気持ちなのかもしれないと。

    個銘極めの傾向が強くなってる感は確かにあって、末左や畠田も前は重要でも流派極めがあったのが個銘の類が増えて来た気はします。鑑定というか鑑定書を付ける場合、作位による点数方式に近いのはわかるんですけど、元から個銘でも来なんかは作位が程々に高い場合につけられるのかな?と思う位になんか気がしないでもないですね。
    越前来や中島来、筑紫了戒に延寿といった派生も多いので、上出来だと紛れてもおかしくないところが……まぁ、なんともw

    作者からの返信

    確かに古刀から新刀まで各特徴を入れてますし、詳しく書きつつもある程度削っている部分は感じますよね。弟子は何だかんだと傾向は同じでしょうし……それはそれとして、考えていたら最近の個銘極めの傾向が少し不安な気分になってきましたw

  • この中国製の脇差の外見的なわかりやすい特徴は何かありましたか、、、、?

    作者からの返信

    残っている状態から見るに、形状的には普通の脇差し。
    鉄色が浅い(表現が難しいのですが灰色っぽい)感じなのに、妙にぎらつく。鍛え肌がおかしく、刃文と研ぎがわざとらしい。そんな感じですね。
    でも手に取って確認したから分かるだけで、これを写真など画像でみたら、判別できるかどうか……。


  • 編集済

    いつもかさね様のアドバイスで日本刀に関しての知識も日々上達していると感じている今日この頃、、、

    しかし残念なことに遭遇したというか知ってしまった、、、、

    先日、自分が懇意にしている刀剣商のHPを拝見しておりましたらある無銘の重要刀剣が売りに出されておりました。
    そして数日後、この刀剣商自身のストア名でオークションに同じ刀が出品されておりました、、、、
    が、しかし重要刀剣指定書の番号、刀身の長さ、反り、申請日付、鑑定内容はすべて同じでありながら当時の日刀保の会長の名前だけが違う、、、
    要はHPとオークションに出品されている刀は同じであって同じではない。
    日刀保に確認したところ番号は確かに存在していて刀の銘も同じではあるがもう一枚の指定書の会長名はその数年前に辞めているとのこと。
    説明がうまくできませんがつまりはこの刀剣商が同じ刀の重要刀剣指定書を2枚持っているという事です。

    正真の重要刀剣の押型と比較して刃文の付け方、目釘孔の位置、明らかに故意に偽造しているとしか思えない見事な?出来映えです。

    指定番号が同じであるということは確信犯であることは明白ではないでしょうか?

    これがかさね様が以前より指摘していた偽造鑑定書ならね、より悪質な偽造指定書、、、、、

    日刀保では重要刀剣指定書再発行はしていないとの回答、、、、、いや一回は可能のようですがそもそも会長名が違う、、、、

    贋作に本物の指定書を付け、正真で登録証取得からの再申請という流れなのか、、、、恐ろしい錬金術、、、、

    懇意にしていた刀剣商であって聞くのが気まずいと言うか、それを通り越しての残念という結果だけが残りました、、、

    堂々と店舗を構える有名な実店舗すら一線を超えてしまうという残念な報告を記載させて頂きました、、、、、、何かと愚痴っぽくなってしまいましたが偽造がここまで浸透してきたということなのでしょうね、、、、

    作者からの返信

    店も取扱品の一覧はデータベースとして作成しているはずですし、番号で直ぐに分かるでしょうし。なかなか痺れる展開ですね。
    なんとなーくやりそうな店が(幾つか)思い浮かんでしまう……。
    改めて注意したいです。

  • 先日はいつもながらの丁寧なご回答ありがとうございました。
    ある無銘極めの特保の刀を重要審査に出したいと思っているのですが、極め替えなどは起こりうるものなのでしょうか?

    作者からの返信

    極め変えは極偶にあるとは聞きますが、期待しない方がいいです。自分たちで鑑定しながら極めが違えば、極め変えするよりは落としてしまう。
    この場合は数年おいて再度重要申請するか、登録証から取り直して再鑑定して貰うか、鑑定不同意で再鑑定して貰うか……といったところでしょうか。


  • 編集済

    先日は丁寧なご回答ありがとうございました!
    やはりかさね様の言う通り隠し玉を刀剣屋さんは結構持っておられるものなのですね〜。

    ご機嫌の良い時にタイミングよく聞き出すことに成功いたしました。&そっと奥から出してきた品が福岡一文字の重要、「一」の在銘で目釘孔一つ、生ぶ茎!研ぎ減りもほとんどなく出来も自分から観たら良い感じ、いやはややはり店裏には隠し球は皆持っておられるのですね〜。
    まあお値段も軽〜く大台は超えておりました、はい。
    持たせて頂き軽く感動。
    買い急ぎせずやはり納得できる良いものを買おうと決めました。
    しかし見せて頂ける信用を得られるまでお店との長年のやりとりが必要なのだと感じた次第です。

    作者からの返信

    良い品をみられたことも、そのお店に信用されている点も羨ましい。
    そこまでの関係を築いておられるなら、店に希望の品を探して貰うのも手……若干拘束感が出てくるので難しいところですよね。

  • いつも楽しみしながら読ませていただいております。
    かさね様に質問なのですが、毎年東京で開催される大刀剣市についてなのですが今年初めて行ってみようかと思っております。
    そこでは刀剣屋さんのHPでは普段は見られないような刀なども出品されるのでしょうか?やはり目玉になるような刀を大刀剣市に向けて用意しておくなどあるのでしょうか?ならば今は買い急がないでせっせとお金を貯めておいた方がいいのかなあ、、、とか思っております。
    参考までにお教えいただけましたら助かります!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    私の知ってるお店ですと、刀剣市用に準備しています。店頭に出している品はもちろん持っていきますし、目玉として店頭に出していない品(たとえば新藤五・行光・正宗)を用意したり。ただし、正宗なんぞは隠し目玉で表には出さず、買えそうな相手に声をかけたようですが……。それだけに店も品を揃えるのに四苦八苦の状況だそうで。
    大刀剣市まで貯めるかどうか。
    こればっかりは出会いなので難しいですよね。