自由律その十

当然のごとくできること前提で言われても


あなたは何と言うのかそもそも電話に出てくれるのか


なおも違うと嘘を吐く自分自身に


もう一つの選択肢を今更になって考える


病気かと錯覚するほど髪が白い


逃げも妥協も許さないのは他でもない自分自身


積み上がっていくプライド捨ててくれる人がいない


わざわざ下から留めたのに掛け違える


そっちの道から帰る方法ならわかる行く方法は知らない


誰だってそうだろうという押し付けにも似た持論

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