匂いがする。古臭く、甘い匂いが

三話を一気読みしてまず思ったのは、レビューの一言でした。古本屋の片隅から抜き出した本の、あの埃っぽいような独特の匂い、色、感触がよみがえる第一話に続く第二話は一転して抑えた色彩のカラーになり、第三話の最後で鮮やかな色彩になる――――
第一話が旧字体というのにとっつきにくさを感じる人はいるかもしれませんが、それが気にならない文量や構成、展開だと思います。奇跡を読みたい人にはお薦めです。

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