外人召喚戦記~ちょっとだけよver~

倒変 ボク。

第1話インターホンは電子楽器

 キムラカエデ 26歳 絶賛休職中 

自分をあえて評価するならば、さしずめ犬といったところか。長いものには巻かれ、郷に入れば郷に従う。

野心もこれといって無く、誇りなんてものもとうの昔に無くした。

彼女なんて出来た事も無い、勿論夢なんてあるわけもない。

人生の迷子ってやつだ。

なぜだ。どうしてこうなった。

俺様が一体なにをした。

母親いわく、『カエデちゃんはいい子だからいいの』らしいのだが。

全く、やってられないな。

俺様は悪くない。


ピンポーン


インターホンが鳴った。


ピピピピピピンポピンポピンポーン

ピピンポピピンポピンポッポー


怒涛の連打らしい


実は俺様が住んでいる大規模団地は家賃が格安なのだが、水道がしょっちゅう壊れるし、今のような騒音問題が多発する上に怪現象がまれに起きる、またここの住人は多様性をきわめている。俺様も含めだ。


ちなみに俺様は心霊の類はあまり信じていないが神様はいると思っている。


今だって怒涛の連打をする神が玄関前にいらっしゃる。


東の都万歳。


俺様は悪くない。












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