血祭りに挙げよ✨

壊れかけていたけれど少し安心?した。墟ちゃんは生きていたし、呼吸…も良好だった事が見てて分かったし。

あ、……さっきのは聞き間違いだよね?

だって、何もかもが可笑しくなるのはそれこそ可笑しい事だから…。それに、墟ちゃん以上の精神を操る異能力者なんて、聞いた事も見た事も無いけど?


本編〜…


「えー?墟ちゃん大丈夫?✨」


何時もの様に言ってみる。返事は返ってこない。

でも、何時までも此処で時間を潰してる暇なんて無いよ?

今宵は愉しい愉しい〜皆殺し祭り〜♪血祭りに挙げる為に殺らないと✨

墟ちゃんは恐らく大丈夫だしー…。

それにしても千愛希は何処だろー…あんなに墟ちゃん中毒者でも、異能力だけは使えるし?私の次の次の次の次の…………もう、考えるの面倒い〜。

兎にも角にも此処から移動しなきゃ♪

一旦墟ちゃんから離れて辺りを見廻しながら先に進む。それにしてもよく見えないなぁ〜。

霧が邪魔……

といきなり弾丸が私の目の前に来たので壊しちゃった♪

すると少し低めの…女の子の声が聞こえてきた。


「あー…外しちゃいましたねー。先輩にどやされる…」

舌打ちをしてからメモ帳を取り出して何かを書いてる。何書いてんだろうなぁ?✨


あはは〜✨愉しそうなのが居たもんだねぇ?♪

しっかしー…あの能力は何だろう?なんか、普通の水の能力とは違うし?

強そー♪私は、好きだなぁ〜そういうの✨


「どうでも良いけどさぁ〜、何のつもりかな?」

悪戯っぽく笑いながら言うとその女?は、


「……どうしましょうかー。先輩と繋がりませんし…」


何の話?とりあえず誰か分からないのに動くわけにはねぇ?

と思っていた矢先に予想外だったのが


「全く貴方は何をしているんですか…(呆)」


聞きなれた声。さらりと髪を靡かせながら居たのは紛れもなく青ちゃん…青影羅忌だった。

何で?何で?何で?何で?

仲間…までは思ってなかったけれど信用も少ししていたのに。敵だったの?裏切った?


「あはは〜…青ちゃん?」


何時も通りの声で言い放った。

けれどこっちをじっと見るばかりで……。



裏切り者は血祭りに…

嫌いな物は棄てなきゃ…要らない物もね?…

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