ケータイ宇宙人。

ハイロック

第0話「メッセージフロムゼロ」

 ふと、あいつが言っていたことを思い出す。


「俺は光そのものになってこの地球ほしへやってきた」


「そんなこと言ったら君だって、昨日の自分と今日の自分が本当に同じ自分か、どうやって判断するんだ。」


「体がなくても俺たちは生命なんだ。死ぬ権利を失いたいとは思わないね」


「君は本当に俗物だな、そういうとこ、本当に好きだったぜ」


「あえたのが君で、ほんとうによかった……」



 またあいつと会う時が来るだろうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る