第7話 対決


「なるほど。これは教団のボンクラどもの手にあまるはずじゃわい。」


そういうと神様はバッと姿を変えました。アキレスが神様だと思っていたのは実は悪魔だったのです。


「はは。バレてしまっては仕方がない。あの図書館に毒を仕込んだのは俺さ。お前も見たとおり、教団のジジイどもは古いものをありがたがってそれが本当かどうか疑おうともしないのさ。そこで俺は俺に都合の悪い真実は差し替えることにしたわけ。」

「が、見つけられてしまっては仕方がない。お前には死んでもらう。お前の愚かさゆえに。」

そういうと、悪魔は次々と難問を繰り出してきました。さきほどとは打って変わって、変則、罠、まるで人間の死角をついてくる問題ばかりです。アキレスは懸命に答えました。

「なかなかやるな、しかし本番はこれからだぜ。一つでも間違えば、お前の命をもらう。」

そういうと悪魔は更に問題を繰り出してきました。アキレスは懸命に解き続けました。

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