人間は何故闘うのか――。

 2000字と少しでこのボリューム感溢れる内容。作者様が日本史にお詳しくてまず脱帽しておりました。日本史の知識がほとんどない私が読ませて頂いたのですが、それでも伝わってくるテーマが深いです。跡地であれど、当時の面影はきちんと残って伝わるもので。人間が戦ってきたこともはっきりと残っています。
 時は進めど、どうして空には鳥達よりも戦闘機が飛び交うのか。国も人も心も、どうしていつまでも闘いが終わらないのか。私の心の中で課題になっています。
 綾瀬の地で、存亡をかけた人々を想いつつ、訪れてみたいなと思いました。

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