天の火よ――この罪深き箱庭で、神はわたしを赦すでしょうか

神の代行人として〈異形〉を殺すべき司祭が拾った、〈異形〉の少年。
少年は聖書を手放さず、賛美歌を歌い、ウサギの世話をして愛おしむ。
〈異形〉であっても適切に育てれば、神に赦される存在になるのでは……?
一縷の希望を抱きながらも、不安感の漂う文章にはらはらしながら、最後まで読み通しました。
背徳的に美しい物語でした。

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