それが運命であろうと、なかろうと。

よく推敲された無駄のないお話で、オリジナルの世界観とは思えないほどグリムノーツという題材に馴染んでいます。
埋もれるのはもったいない作品ですので、ぜひ皆さんも読んでみてください。
【以下少しのネタバレ】











欲を言えば、(あくまで個人的には)土壇場で一行が解決策を見つけるというどんでん返しが欲しかったですね。
ただ、雰囲気的にはあのオチでよかった気もします。
全体的に山が低めに感じたので、一見「絶対無理」そうな障壁を用意するとさらに燃えたかもしれません。
カオステラーがいないので、物語として静かすぎた印象があります。
ただ、纏まった話で読みごたえはありました。
次への期待も込めて★2にさせてください。