第十話で泣く

そして、蛇足で泣く。
川津さんはどうしてこう、人の心を打つものが書けるのか。

ちなみに私は、「全米が泣いた」だとかいう謳い文句が大嫌いだ。それをよろこんで観に行く連中の気がしれない。
「頭湧いてんのか」とも「DOTAMAかち割ってやろうか」とも思う。
「泣きたいからあ」とかいう変態趣味で読んだわけじゃあない。読んだものに涙しただけのことだ。