メモリー・Eye

ラビットキー

世界へ

第1話道しるべ

 ゼルス王国城の寝室でベットの周りに多くの人達が囲んでいます、若い青年がベットの上に寝ている人の手を握り「父上大丈夫ですか?」と心配そうに見つめている。ベットで寝ている人は現ゼルス国王ガイオス・ゼルス王です。

「耳を貸せ」と今でも消えてしまいそう声で青年に話します。青年は言われたとうりに耳を近づけました、そして国王の話を聞いて青年は息を飲みました。

 話した後王は目を閉じ静かに眠りにつきました、皆が悲しんでる中1人涙を流さず皆に「これより王国の掟に従い新しい王を決める戦いの開催をここに宣言する、これは前王ガイオス・ゼルスの言葉だ、私クルス・ゼルスもこの戦いに参戦しする泣いてる暇などない今すぐ戦いの準備だ急げ!」と大声で宣言した。

 この宣言により城場内は慌ただしくなり、急いで世界中に、この宣言の情報を広めました。


 ここはカンネ村、小さい村だが魔術の研究や魔術具を開発したりなど魔法が盛んな村だ、その村隅っこに小さなお店がある、その店に住んでいる心が優しく魔法や魔法具をいじるのが好きで引きこもり気味になりコミュニケーションが苦手な青年になった人がいました(ハイこれ主人公ね)俺の名は・・・

「マルク・リーガ!早く起きろー!」と言う母親の怒鳴り声で目が覚めました、完全に切れてますね、マルクは急いで起き「い、いま行くよ」と階段を急いでおりました、「マルク貴方何時まで起きてたの!どうせまた魔法の研究とかしてたんでしょう!」とマルクの顔を見るやお説教タイムです「ごめん母さん次からは気よ付けるよ」と言うと「また同じこといって・・・」それからガミガミと説教が続きましたがチャリ~と扉に着いたベルが鳴ると「お客さんだね、この続きはまた後で」とカウンターの方に出ました、俺も仕事があるので近くに行きます。

 お客さんが「なーにまた説教かい?村の奥まで聞こえていたよ」と笑いながら母親に話します「また聞こえていましたか恥ずかしいわ」と母親も笑って接客をし始めた。

 この店は言うと修理屋です壊れた物特に魔法具が専門です。僕の仕事は魔法具を直すこと素人が魔法具を直そうとすると大怪我をしてしまう可能性があるので専門家に直してもらうのだ。

 「おはよ~マルク~」と少女が元気よく店のドアを開けて入ってきた「あらリリちゃんどうしたの?」少女は「ねえ、おばちゃんマルク借りていい?」と突然言いだす「いいけど何々もしかしてデート?」とニコニコしながらリリに聞く「違いますよ!仕事ですよ仕事少し厄介な依頼が来たんで借りたいんです」「あら残念、マルク!ちゃんとリリちゃんをエスコートするんだよ」と僕を見ながらまたニコニコして話しかけ来た「分ったよ行こうリリ」「うん、こっちだよ」二人が出て行った後店に来ていた客が「いや~青春だねー」とニヤケながら一言つぶやいた。


 「それで仕事ってなに」とリリに聞くと「ちょっとした仕事なんだけどマルクの目がいるのよ」と言い先に歩いて行く。リリは万事屋の娘でありマルクと幼馴染みたいなものだ、よく昔は遊んで楽しかったが二人とも仕事を手伝うことになりあまり会うことも少なくなってしまった。

 ここだよとリリに連れてこられたのは村外れの洞窟だ「ここって危ないかい立入禁止の場所だろ?」、立入禁止になっているのは単に暗くて危ないからなどではなく、ここに魔物が住んでいる可能性が有るからである、しかしリリは「そうなんだけど~この中には昔の人が残した財宝や研究資料などが有るとか無いとか~」と遠回しに中を調査して欲しいと言ってくる。「誰からの依頼?」僕はその話を持ち掛けた人のことが知りたくて聞いたのにリリは「分んない」とポカンとした顔と声で答えた、「顔は?」「フードを深く被ってた」外見の手掛かりなし、「何処から来た?」「分んないただ研究者だと言ってたよ」手掛かり研究者、とのん気なもんだ「ハ~」俺はため息しか出なかった。「でもね信頼できる人だよホラ!」とリリはカバンから袋を取り出し中身を見せた、その中には銀貨や宝石が入っていた「おいおい、これどうしたの?」と驚きながら言うと「その人が前金だって言ってくれたの♪」とリリは嬉しそうに話してくれた、しかしそんなに俺は嬉しくなかった何故ならその報酬に似合う危険がこれから起こるのだから。

 この時俺はリリに洞窟は危険だから戻ろうと言えば良かった、しかしどう悔やんでも時間は戻らない。

 

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