月明かりの夜、大好きなものの在処を知った。

父は亡く、母は忙しい。
自分で作る夕食、疲れた母の魔方陣みたいな走り書き。

友達の母に、誰かの影を重ねていた。
何か違うなと気付いた。

となりを見たならば、
大好きなものの在処がわかった。

少年らしい背伸びと正直さがいとおしくて、
すごく好き。

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