中学3年の夏休み。親戚のおじさんとの、会話。シンプルで、これ以上何もいらないし、何も減らさなくていいし、といった、短編小説。青春です。ちょっと、ジーンときました。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
私たちがみんな人生の何処かで通過せざるを得なかった瞬間を、青く、でも鮮やかに捉えた、素敵な短編です。「書く」ことにどこまでしがみついていられるか、「書く」ことをどこまで好きでいられるか、中学生の主…続きを読む
とにかく端正な文章が美しいんです。その文章が紡ぎだす光景が印象的なんです。短い中でもすっきりと浮かび上がるキャラクター、彼らのかわす言葉がリアリティにあふれ、まるで一枚の写真のように写実的なんで…続きを読む
昔読んだ文化人類学の本で、どこかの部族では父親ではなく母方のおじに育てられる、という話がありましたそれは父親とは違う男としてのロールモデルを知るため、という分析だったと記憶していますこの作品…続きを読む
読み終わって胸が痛い。1話完結の話でこんな気分になったのは久しぶりです。叔父さんも、主人公くんも、場所の雰囲気もすべてしっくりきました。読めて良かった。
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