平凡な少年の少年がワトソン、テレパシー能力がある幼馴染みの少女がホームズのラノベ系ミステリと思いきや、実はテレパシーそのものが話の肝となった硬派なSFミステリ。SF設定周りがややリアル性に欠けるのは否めないが、作品世界を構成するロジック(ミステリ)は論理的で、また最後まで読者を惹き付ける筆力は見事です。
これはミステリーなんて言葉でもSFなんて言葉でも片付けられない。名づけるならば……「なんじゃこりゃ!」(名付けられない)普通にミステリーだと思って読み進めていくうちに、「いや、ちょっと待てよ、…続きを読む
最初は主人公がヒロインや仲間、警察とともに謎を追い事件を解決するミステリーかと思いましたが、終わりまで読んでみると想像を絶するスケールの作品でした。目が覚める思いです。ミステリーであり、SFであり、…続きを読む
次から次へと起こる事件、それに伴って判明する真実、ストーリーの運びがよくできていると思いました。 また話の背景となっている知識も興味深いもので、それらをストーリーと上手く融合させていると感じまし…続きを読む
まず文章の上手さに驚きました。簡潔にして必要充分な内容。しかもテンポがあって読みやすい。上から目線ですいませんが、プロの水準に充分達している文章力です。人気作家の文章には、みんなテンポがありますか…続きを読む
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