04 一休さん

04-①




 都立暦野北高等学校1年C組。ついでに出席番号5番。これが、読人の社会的地位である。

 彼が暮らすこよみ野市内にある、名前の通り北側に位置するその学校は大正時代に女学校として開校された100年以上の歴史を持つ伝統校である。市内では一番の進学校でもあり、文武両道を目指してスポーツ等の部活動も盛ん……と言われているが、偏差値自体は中途半端な高校だ。

 大学進学率も市内では一番高いのは事実であるが、もっと上を目指したい優秀な生徒は迷わず23区内の有名校へ進学できる立地にあるため、そちらに志望者を取られているらしい。実際、年々生徒数が減っている。

 そんな高校の生徒である読人は、冬休み+忌引きと言う長めの休みを終えて久し振りに登校した。その日の放課後は図書室で友達から借りたノートを写し、始業式の日に行われた確認テスト代わりのプリント補習を行う陰で、授業では使わない真新しいノートを開いている。

 そのノートの中身は絶対に他の人には見せられない。

 もし見られたら、若気の至りの痛い妄想にでも思われるだろう……そこには、彼の師匠となった紫乃から教えられた、50年に一度の【戦い】と【本】の詳しい説明がメモされていたからだ。


『50年に一度、1年に渡って行われる【本】を手にした100人の【読み手】同士の【戦い】。最後に残った1人には、かぐや姫から不老不死の薬が与えられる……』


 無意識に、椅子にかけているリュックの中の『竹取物語』に手が伸びた。

【戦い】の起源ははっきりとは解らないが、少なくともこの【本】が最初の一冊ではないかと紫乃は言っていた。『竹取物語』の【本】があるからこそ、何世紀にも渡って不老不死を巡った1年が繰り返されて来たのだ。

 紫乃から教えてもらった、【本】にまつわる能力とこの【戦い】についてを几帳面にノートに整理する。ノートを取るのは好きだ。綺麗に読みやすく記す事ができたら、何だか頭の中もすっきりと整理されたように感じる。



白い【本】に関する、【読み手】たちの【戦い】について

【本】:

・想像力を創造力へと変換する能力を持つ書籍の総称。外観は、白と金の装丁の立派な本

・全世界に千冊以上存在していて今でも増え続けている。誰が作ったのか、どこからやって来るのかも不明

・50年に一度、百冊の【本】に不思議な能力が宿り【読み手】を選ぶ

(その1年以外はちょっと不思議なだけの書籍。百冊の【本】は毎回ランダムに選出される)

・【読み手】と出会って能力が覚醒すると、裏表紙に物語を現した黒い紋章が現れる →紋章については後述

・【本】の物語は古い文学や各国のおとぎ話、童話が多い 例)『源氏物語』『ピノッキオの冒険』

・【本】自体の特徴…濡れない、破けない、燃えない、汚れない

(実際にやってみたが、湯船に沈めても濡れなかった)

 ※『竹取物語』だけは色々と特殊なので別物と考えた方がいい。


【読み手】:

・百冊の【本】に選ばれる100人の人間、【本】の能力で想像力を創造力に変える

 →その能力は大きく四つに分けられる

①創造能力

【本】の物語からインスピレーションを受けて、様々なものを創造する。

創造できるもの:主人公以外の登場人物、物語中の現象・アイテム等

 →広くカバーされている基本の能力。火鼠君もこの能力。


②武装能力

物語から想像して創造した武器を装備する。想像次第で【読み手】以外の人間も扱える

例えば……「絶対に折れない剣」も創造できる。しかし【読み手】の想像力次第なので、想像力が貧困だと十分に能力を発揮できない。師匠曰く、自分にしか扱えない武器等を創造した方が効率が良い。


③展開能力

【本】の物語の世界を現実に展開する。(結界のようなもの)

 →これも想像力次第でかなりの広範囲に展開する事ができる

 例)『ピノッキオの冒険』→化け物鮫の棲む嵐の海、『桃太郎』→鬼ヶ島


④召喚能力

物語の主人公を召喚する。初期の段階では難しい。

主人公は創造能力で創造した登場人物とは違い、はっきりとした自我を持っているためそう簡単には命令に従ってくれない

 ※【本】の物語に特別な思い入れがあったりすれば、かなりの初期から召喚できる

 →リオンは『長靴を履いた猫』に特別な思い入れがあったのかもしれない

物語を読み込んで経験を積めば、秋ぐらいには使えるようになる……かもしれない by師匠


他、【読み手】は異国語同士でも言葉が通じる 【本】=翻訳機?


【戦い】:

・【読み手】同士が【本】の能力を使って戦う事をこう表現する

・【戦い】が終わると、その間にあった事はになる 例)建物の崩壊、怪我

ただし、生物の生死と小規模な損害はにならない!

 →コートのフードぐらいの被害はしっかりと残る

・100人の中から残った1人には、『竹取物語』のかぐや姫から不老不死の薬が与えられる



 ここまで再確認した読人は、「不老不死の薬」の部分に黄色い蛍光ペンで線を引いた。

 ノートにも書かれているが、読人が持つ『竹取物語』の【本】だけは色々と特殊であると師匠――紫乃が言っていた。

 なので、④の召喚能力は使えないと考えた方が良いらしい。その代わりなのかどうかは解らないが、火鼠の衣のように創造能力で創造されたものがしっかりとした自我と今までの【戦い】に関する記憶を持っている。

 そして、肝心の【戦い】の勝敗の決め方であるが、相手の【本】を奪って「めでたしめでたし」と言いながら【本】を閉じれば良いだけだ。

 紫乃は言っていた、【読み手】同士の【戦い】はお互いの想像力のぶつけ合いであり、紋章の取り合いであると。「めでたしめでたし」と言いながら相手の【本】を閉じると、【本】は不思議な能力を失い紋章が自分の【本】へと移動する。白い裏表紙から紋章が消えた時点で、100人の中から脱落と言う事になるそうだ。

 そして、消えた紋章は勝ち残った【読み手】の【本】にストックされる。

 既に一つの紋章を持っていると言う桐乃の『ピノッキオの冒険』を見せてもらったら、裏表紙を開いたページに紋章が刻まれていた。金棒を振り上げる鬼の紋章は、年始に彼女が戦った『酒呑童子』の【本】の紋章だ。

 紋章の取り合いに何か意味があるのかと尋ねてみたら、紋章は【本】のエネルギー源と考えられていると紫乃は語った。

 紋章を集めれば集めるほど【本】にエネルギーが蓄積され、【本】そのものが強化される。桐乃に言わせてみれば、紋章はゲームで言うところの経験値で、それを集めれば【本】その物がレベルアップすると考えれば良いらしい……現代っ子には解りやすい説明である。

 つまり、【読み手】として強くなるには二通りの方法がある。

【戦い】に勝利して紋章を集め、【本】その物をレベルアップする方法。もう一つは、物語を読み込んで想像力を培い、【読み手】自身を研鑽する方法だ。

 読人はリュックの中から『竹取物語』を取り出した。決して汚れる事のない白の中に、達筆な筆文字が書かれたタイトルが堂々と鎮座している。

 日本文学、海外文学に関わらず右綴じの右開きで中身は現代語訳の明朝体。しかもふりがなまで振ってあり、【読み手】の母国語に対して言語も変わると言う。裏表紙にはこの【本】の紋章。少しの雲がかかった満月が伊達政宗の家紋のように竹に囲まれているそれを奪われると、読人は脱落だ。【本】その物も奪われ、誰かの手に不老不死が与えられてしまう。


「……脱落、したくない」


 ならば、強くなるしかない。ノートの写しと補習プリントを手早く片付けて、『竹取物語』を読み込もう。

 再びシャーペンを手に取ってプリントと向き合った読人だったが、顔をあげたその瞬間に本棚の向こうから現れた人影に気付くと……大きく心臓が跳ねた。


『っ! 彼女だ……図書委員の』


 返却された本を抱えて、一冊一冊丁寧に本棚に返している女子生徒――図書委員の彼女が、読人が気になっている女の子である。

 高校に入学して初めてこの図書館を訪れた時に、貸出しカウンターの向こうにいたその子を一目見た瞬間に顔が真っ赤になった。つまり、図書委員会の彼女に一目惚れしたのだ。

 と言っても、もう三学期に突入したと言うのに未だに名前も知らない。リボンの色から同じ一年生であることは分かるが、同じクラスではないし何組なのかも分からないのだ。

(北高の制服のネクタイ・リボンの色は学年によって違う。1年:深緑、2年:臙脂、2年:藍色)

 よくそれで、9か月近くも片想いしていたな。

 それでも、図書館に通い詰めて顔は覚えてもらったし何気ない挨拶ぐらいはするようにはなったので、進級前に名前だけでも!と彼女の後姿を眺めていたら、本棚への返却を終えた彼女がこちらを振り向いて読人と目が合ってしまったのだ。


「っ!!」

「こんにちは、今年に入ってからは初めてだね」

「そ、そうだね。お疲れ様」


 今日も話ができた!と、内心ガッツポーズをしているが、何を話せば良いのか分からない。でも、やっぱり顔が赤くなってしまう。

 彼女は特別に可愛い顔立ちと言う訳ではない、どちらかと言うと綺麗系だ。知的な銀縁眼鏡越しでも涼やかな印象を与える目元がはっきりと分かり、スラっと伸びた背筋と少し色素の薄い肩甲骨までのサラサラストレートがよく似合う。

 まさか高校生にもなって一目惚れするとは思っていなかったが、耳まで赤くなる自分はやっぱり、彼女が気になっているんだと実感した。


「あの、ずっと気になっていたんだけど」

「え?!」

「前髪、邪魔じゃない?」

「あ、ああ! 前髪、これ、昔から伸びるのが早くて。切ってもすぐこんな風になっちゃうんだよね!」


 妙に長くて目元を隠す読人の前髪であるが、故意に伸ばしているのではなく説明通り、彼は前髪が伸びるのが常人より早いのだ。

 後ろ髪は普通に伸びるのに、何故か前髪だけは切ってから1週間も経てば元通りになってしまう。この前髪も、年末に切り過ぎたぐらいまで切ったはずなのに、2週間で目元を隠すぐらい伸びてしまった。

 いくら自分で切っても直ぐ伸びてしまうので、常に前髪が長いのが学校内での読人の姿である。あまりにも伸びるのが早いので、外見に五月蠅い生徒指導の教師までもが諦めた。


「じゃあ、ヘアピン使ってみる?」

「ヘアピン?」

「うん、女物で悪いけど」


 彼女がブレザーのポケットから取り出したのは、ヘアピンだった。パチンと音がするそれはスリーピンと呼ばれる種類。黄色いちりめん細工の布をアクリルの板に挟んだ三日月が黒いピンについているだけと言う、あまり女の子っぽくないシンプルな作りである。

 彼女からヘアピンと鏡を受け取った読人は、前髪を掻き分けてまとめると左側に流してパチンと止める。確かに随分とスッキリした、ヘアアクセサリーも悪くない。


「スッキリした」

「良かったらそのヘアピン、使って」

「え、良いの?」

「うん。そんなに高い物じゃないから。嫌じゃなかったら、だけど」

「い、嫌じゃない。どうもありがとう、大切にするよ」


「じゃあね」と手を振ってカウンターに戻る彼女を見送って、ヘアピンを着けている箇所がカっと熱くなる。まだ名前も知らない女の子、気になっている女の子からまさかのプレゼント……!

 本人にしてみれば、パック詰めのヘアゴムを一つあげる感覚と同じかもしれないが、読人の方はよく見えるようになった顔がこれ以上ないほどに紅潮した。

 名前を聞く前にヘアピンをもらってしまった。心の中はガッツポーズどころか、喜びの舞いとしてサンバを激しく踊り狂っていのだった。


「ん、おーい読人」

「ん~マサ、部活終わり?」

「ああ、うん……お前どうした?」

「何が?」

「顔、スゲー気持ち悪い」

「ん~?」


 いや、顔よりは前髪を止めているヘアピンにも突っ込んだ方が良いかもしれないぞ。そのヘアピンで前髪がスッキリしたため、スゲー気持ち悪いくらい幸福そうな笑顔がはっきりと垂れ流しになっているのだ。

 今までは前髪でよく見えなかったが、読人は感情と表情筋が直結しているので非情に顔に出やすい。校内でそれを知っているのは、小学校からの付き合いである彼・マサぐらいだが。

 柔道部のジャージ姿で片手にはゴミ箱なので、部活が終わった後のゴミ出しの途中なのだろう。マサ――本名は松元マツモト正美マサミ。図書館を出て職員室へ向かう途中に彼と遭遇した。


「えへへへ……」

「嬉しいことがあったんだな。道場の掃除が終わったら、一緒に帰ろうぜ」

「うん。たい焼き食べて行こう。俺も、パインちゃんに補習プリント渡して来る」


 下駄箱で待ち合わせの約束をして、正美はゴミを捨てに向かい読人は補習プリントを担任教師(オオトリ梨香子リカコ、30歳独身。担当教科:現国。あだ名:パインちゃん)へ提出しに職員室へ向かった。

 一応、正美の言う「スゲー気持ち悪い顔」になっていないかを確認してから、失礼しますと入室する。

 特に何も言われる事なくスムーズに提出を終えて、下駄箱で正美を待っていたら……また出会えたのだ、図書委員の彼女に。

 向こうは既に靴を履き替えて友人であると思われる小柄な女子生徒と玄関に出ていたが、読人を見付けると小さく手を振ってくれた。図書室にいた時と違い眼鏡はかけていなかったが、それもイイ。そう感じながら、軽く手を振り返した。


「……お前、竹原と知り合いだったのか?」

「ひぃ!? マ、マサ!」

「そんなに驚くなよ! お前の幸せそうな顔、竹原が原因だったとは……」

「え、タケハラ?」

「さっきお前に手を振っていた女子」

「 知 っ て い る の ? 」

「お、おう」


 いつの間にか現れた正美に驚かされた読人だったが、正美は読人の迫力に驚かされた。あまりにも必死な読人に威圧されてしまったのである。

 ま、立ち話もアレだから、続きはたい焼きを食べながらにしようとそのまま2人で下校した。北高生の間でたい焼きと言えば、最寄り駅の前にある『無問鯛モウマンタイ』という名前のたい焼き屋である。

 そこの、1月限定白玉小豆たい焼きを購入し店の前に設置されているベンチに座ってたい焼きに齧り付きながら、あの子についての話が再開された。


「あいつはB組の竹原タケハラ夏月ナツキ。剣薙で薙刀やってる。道場で時々顔を合わせるから、名前は知ってんだ」

「ナツキさん、か……薙刀やっているんだ」


 彼女は竹原夏月。剣薙、つまり剣道・薙刀サークルに所属している。

 北高には女学校時代の名残で薙刀部と言う部活があったが、長年インターハイ等の大会で結果を出しておらず人数不足と言う事もあり、同じ事情を抱えた剣道部と統合されて合同サークルとして活動している。練習場所が正美の柔道部と同じ道場なので、彼は名前を知っていたのだ。

 何だか凄く似合うと思った。綺麗に伸びた背筋はきっと武術による研鑽の結果だろう。

 思わぬ伝手で彼女――夏月の名前を知った読人は、再び自分の顔が熱くなるのを感じた。1月半ばの寒空の下なのに、耳も頬も熱い。


「お前、竹原みたいなのがタイプだったのか。今までこう言う話をしたことなかったな」

「うへへへへ……」


 2人で白玉小豆たい焼きを齧ると、もちもちの白玉の歯応えにちょっと苦戦する。

『無問鯛』のたい焼きは、甘さ控えめの小豆を使用した薄皮たい焼きと尻尾のカリカリした生地のバランスが取れていて、何個もペロリと食べる事ができる絶品だ。だが、毎月の限定商品として出すオリジナルたい焼きは当たり外れが大きい。

 今月の白玉小豆は……大粒の小豆を使用した粒餡がホクホクしていて甘さ控えめ、いつも通りの味だ。しかし白玉の部分が硬くて噛み切れない、中途半場な硬度を持つ白玉が粒餡の邪魔をしてしまい、はっきり言って微妙である。「咽喉に餅が詰まりやすい人は注意して下さい」と注意書きをした方が良いだろう。


「そうだ、俺バイト始めたんだ」

「へー、どこで?」

「おじいちゃんの知り合いの古書店。古本屋じゃないよ」

「何だか敷居高そうだな……読人」

「ん?」

「思っていた以上に元気そうだな、安心した。てっきり、じいちゃんが亡くなって沈んでいるかと思ったんだぜ」

「……ありがとう、マサ。最初は沈んでいたけど、色々あったんだ」


 本当に、色々あった。

 バイトを始めたのも読人の身に起きた変化であるが、それ以上に彼の日常が逃亡のための準備を始めたのが大きな変化だろう。【本】を開けば、日常が非日常になる。

 こんな風に、正美と一緒に他愛もない話でゲラゲラと笑いながらたい焼きを齧る日々も、どこかへ行ってしまうかもしれない。


「決めたんだ、この1年を頑張ってみようって」

「……読人?」

「あ、ああ、バイトの話ね」

「おう」


 正美には、【本】と【戦い】の事は伏せておこうと思った。彼は柔道部の重量級期待の選手だ、選手生命や部活のことを考えれば、あまり危険には巻き込みたくはない。

 白玉小豆たい焼きを食べ終わると包み紙を丸めて、店の前に設置されているゴミ箱に投げ入れる。

 それじゃあ帰るか、と言うタイミングで読人のコートのポケットに入れていたスマーフォンがメッセージを受信した音を鳴らした。


「……ごめん、マサ。バイト先から呼ばれている。行かないと」

「おう、バイト頑張れよ」

「うん、バイト代が入ったら牛丼でも奢るよ。じゃあね」

「また明日」


 手を振りながら正美と別れた読人は、彼の姿が見えなくなってから再びスマートフォンを確認する。メッセージを送って来たのは、先日連絡先を交換した桐乃だ。


「……『鼓草町で銀行強盗。犯人は虎と一緒に銀行に押し入った』……うわ、普通じゃ考えられないな」


 早速、非日常がやって来た。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『無問鯛』

1月限定:白玉小豆たい焼き(120円+税)

『無問鯛』自慢のホクホク小豆餡の中に、もちもちの白玉が入った白玉ぜんざい風たい焼きです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る