前のエピソード――第11話「ミュータント・ウォリアーズ」

日本ファルコムといえば「英雄伝説Ⅵ空の軌跡」シリーズが大人気だが、筆者が初めてプレイしたのはこちら「ぽっぷるメイル」である。他機種でも出たが、スーファミ版が個人的には大好き。

物語はエルフだけど勇ましい女の子かつ賞金稼ぎ・メイルがミーネの砦の酒場にて、マスターから物凄い大金のかかった魔法使いのクソジジイ、マテリアル・ホルンの手配書が出たと聞く。さっそく旅立つぞーと意気込むメイルだが、酒場の外にはライバルの賞金稼ぎ達がいて、その中に「お師匠様…」と嘆く、赤いローブの青年が…。メイルは青年を気にしつつも、彼が向かったジャングルへと自らも向かうのであった。

このゲームはアクションRPGで、武器・防具・回復アイテムは各地にあるダンジョン内のショップで買うことができる。ただし、モンスターを倒してもお金は入らない。だが、モンスターカードという物に記録されていき、強いモンスターほど大きい数字になる。ショップでカードを換金することによって初めてゴールドが手に入る仕組みだ。

また、冒険が進むとマテリアルホルンの弟子・タッド。古代の洞窟に住む怪獣ガウを仲間にして物語を進めることが出来る。パーティチェンジもボタン一つでできるので、すぐに切り替えが可能。イベントによってはキャラが違うとセリフが違うことも。

違いとしてはメイルは跳躍力が普通で使いやすく最も使うキャラなので使いやすい。タッドは跳躍力が低いものの、魔法攻撃ができるのでバリエーションが多い。ガウは跳躍力が最高で炎や鎖など攻撃方法が多彩。

ただし、ラスボス戦は必ずメイルで戦うことになっている。さほど難しくないので気ままに遊んでいるうちに楽しんでいけるだろう。ラスボスは２段階あるのでしんどいけど。また、ミーネの砦に入ればHP・MPが全回復することができるので、序盤でモンスターとの戦いで傷ついたら戻るのがいいだろう。

操作性もよく、ミニゲームもあり、音楽もいい。今でも色褪せない名作だ。