あきれるぐらいの笑顔を

わかってたのに。

いざその時になると


涙が溢れた、溢れて溢れて床を濡らす。私を閉じ込める。

けど、ふと前を見ると君が笑ってる。

違う人と笑ってる。


あぁバカバカしぃな。

君が避けてるなら、今度ちゃんと話せるときに笑って。挨拶しようかな?





「あすか~!?」

「待てよー!」


あっ、君が気づいた。またあの顔だ。

いやだな。けど、ちゃんと。


「あすか!」

「っ、(プイッ」

君が逃げるなら、私は。



「おはよう!」


君が逃げれないくらい。

君があきれるぐらい。


「バかじゃねぇの?」

「ちょ!ひどい~!」


最高の笑顔を君に向ける。


「ねぇねぇ~チョコ食べる~?」

「いらな~いw」


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