第二話

今日も今日とて部室で(下ねたの)話をする女子たちと、隅にいる俺。

「そうそう、今日ウノ持ってきたんだけど~」

「おっ、いいじゃん、やろーぜ!」

「負けませんよ」

 10分後。

「負けました...」

「いえーい!僕の勝ちー!」

「つ、次はトランプで勝負です!」

 更に10分後。

「また負けました...」

「あら?うちババ抜き強い~」

「じゃあ次はエ○マンガ読もうぜ!」

「その流れで囲碁将棋やれよ」


「大体この部作ったの誰なんだよ」

「うちだよ~」

「なんで囲碁も将棋もしねえのに囲碁将棋部にしちゃったんだよ!マンガ研究部かなんかでいいだろ!」

「そりゃ、あれだよお前」

「そうそう、あれですよ」

「そうゆうことなの~」

「わかんねえよ」


「大体この部の顧問誰だよ」

「うちだよ~」

「嘘おっしゃい。学校に顧問在籍してなきゃ部活やっちゃ駄目なんだろ!?」

「そりゃ、あれだよお前」

「そうそう、あれですよ」

「そうゆうことなの~」

「あれ既視感」


「でも顧問はちゃんといるよ~」

「だから名前は」

「名前...」

「言えないってことはいないんだろ?」

「いや、いるよ~...あっ、丁度来たよ~」

「えっ」

「コニチワ、ワタシ、顧問ノ

خالد يوسف المرزوقデス」

「あー、こりゃわからんわ」


「あの、先生の出身は...」

「サウジアラビアデース」

「Oh...わからねえはずだぜ」

「ん?お前ら英語なら話せるのか?」

「中間15点~」

「32点です」

「僕57点だぞ~」

「「すご~い!!」」

「お前らなあ」


「で、ではなんとお呼びすれば」

「ハリド先生呼ンデクレレバ嬉シデス」

「はあ、じゃあハリド先生、囲碁とか将棋って分かります?」

「Amm...ジャパニーズゲイムス?」

「やり方とか...は分かりませんよね」

「ソーリー」

「失礼かもしれませんが、顧問やめろ」


 ハリド先生は帰った。

「そうそう、昨日の水泳の授業でね~、上が取れちゃった子がいて~」

「そ、そのあとどうなったんですか!?」

「恥じらいに顔を歪めてたろ!」

「何も気にせず泳いでたの~」

「この学校は頭おかしいのか?」


「いくら男女別だからとはいえ、水着付けないで泳いだら怒られるだろ!」

「え~?そうかな~」

「そうだよ!」

「別にお○ぱいくらいいいんじゃないか?」

「女の子がためらいもなくそんなこと言っちゃ駄目!」

「近藤先生(男)も全裸で泳いでたしいいんじゃないですか?」

「ちょっとまて」


「女の子はえっちなこと言っちゃ駄目って言うけど、それって男女差別だぞ!」

「男女問わず駄目だけど、男の場合は許されることも多いだろ」

「男におままごとすんなって言ってんのと同じだぞ!」

「いや、男がおままごとしてんのは普通にきもい」

「男がプ○キュア見んなって言ってんのと同じだぞ!」

「何ソレ怖い」


「じゃあそろそろ恒例のエ○マンガタイムな」

「いつから恒例になったんだよ」

「お前も一緒に見ればいいじゃん」

「俺、二次元に興味ないから」

「!?」

「ってことは...三次元しかそうゆう目で見れないってことですか!?」

「そうゆうってどうゆう」

「うちらをそうゆう目で見てたんだ~」

「やめてください」


「でも、正直夏にワイシャツから諸々透けて見えると、なんか感じちゃいますよね?」

「かっ、感じねえよ!」

「たまにノーブラの子がいたりな」

「いねえよ!」

「いないことが分かるってことはやっぱり見てるんじゃん」

「違っ、それは不可抗力で...」

「変態です!」

「お前らに言われたかねえよ」


「如意棒炸裂しちゃいます?」

「しねえよ」

「うまい棒育ってます?」

「育ってねえよ」

「本体立ち上がってます?」

「そもそも本体じゃねえよ」

「ち」

「言わせねーよ?」

 このあと女の子の振る舞い方についてを延々と説いた。

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