「09話 『炎と刃の殺人鬼』」

 コンコン、と小さなノック。

 半ば覚醒していた意識が揺り起こされる。

 早朝。

 自分の部屋に押しかけてくるような知り合いなど、見当がつかない。

 大家さんあたりか。

「うわっ!」

 思わず、頓狂な声を上げてしまう。

 風呂をあがった後。

 摩耗した精神は、すぐに睡眠をもとめた。

 なので、すぐ眠ることにしたのだが、問題が発生した。

 布団が一組しかなかったのだ。

 だから、布団はミライにやって、自分はバスタオルを敷いて寝ていた。

 が、せっかくあげた布団から抜け出して、ミライがすぐ傍で寝息を立てている。

 やはり、寂しかったのだろう。

 涙のあとがついている。

 風邪を引いてしまわないよう、布団を掛ける。

 そして、起こしてしまわないために、静かにドアを開く。

「朝早くすいませんね、グレイスさん」

 そこにいたのは、憲兵団のプリズンだった。

「……プリズンさん。それに……」

 サクリさんが後ろに控えていた。

 気まずそうに会釈だけしてくる。

 どうやら、穏便な話をするためにここに来たのではないらしい。

 拒否権はなさそうだ。

 だったら、

「場所を変えても?」

「はい、いいですよ」

 鍵はかけなくていいか。

 かけてしまったら、ミライが好きに外出できなくなる。

 彼女を起こしてしまわないよう、足音を殺して外へ出る。

「こんなに朝早くからどうしたんですか? 捜査に進展でも?」

「……ええ、まあ、そんなところです」

 二人の憲兵団は黙々と先へと進んでいく。

 場所の変更を告げたのはこちらだったのだが、ペースを握らせてくれるつもりはないらしい。

「…………」

 ずんずんと、何の説明もないまま無言で進んでいく。

 どうやらあちらも場所を変えるつもりだったらしい。

 歩みに迷いがない。

「サクリ、お前はここで待っていろ」

「え、でも……」

「二度は言わせるな」

「は、はいっ!」

 サクリはこちらを気にした様子だったが、敬愛する先輩には逆らえない。

 二人きりで、ひと気のない路地まで連れてこられた。

 尋問でもするつもりなのか。

「グレイス。その名前どこかで聴いた気がしていたんだよ……」

「そうなんですか? おかしいな。特に目立つようなことはしていないのに」

「白々しいな。そうやってミライちゃんのこともまんまと騙しているわけだ」

「なんのことですか?」

 殺気を孕んだ瞳で睨み付けられる。


「とぼけるなよ、犯罪者」


 苦いものでも口に含んだように舌打ちをすると、

「グレイス。窃盗の罪で少年保護院に護送中、事故に合った。その時、キリアの最期を見届けたと証言した。……そうだな?」

「…………」

 やはり、憲兵団にかかれば、この程度の情報収集など造作もないようだ。

「それで? 窃盗の次は殺人鬼の手助けか? お前らグルなんだろ? 一体、奴はどこにいったんだ?」

「確かに、僕は山道の途中でキリアの最期をみました。崖は崩れて、護送車と彼は落下していった。その時に彼は確実に死にましたよ」

「どうだか。キリアと共謀し、崖を崩した後、護送車を崖下に落としたんじゃないのか? 生きている痕跡を消すためにも」

「仮に生きているとしても僕が彼の居場所を知る訳がありません。それに、僕と彼は連絡を取り合うような関係ではありませんよ」

「嘘をつけ。そんな言葉、信じると思うか? お前とキリアが繋がっている証拠ならあるんだよ」

「証拠?」

「花だよ。花」

「……花?」

「モススの花は、俺の相棒だったフリシキが好きだった花だ。憲兵がつけている胸元のバッチや、ボタンにもモススの花が彫刻されている。花言葉は誠実だったか? まあ、とにかく墓にモススの花を供えに行ったみたいだが、関わり合いがなかったお前がそんなことを知っているはずがない」

「そんなの、ミライやその母親が教えてくれたのかもしれないじゃないですか」

「それはないな。モススの花が好きなことを、フリシキは実の家族にだけは秘密にしていた。華やかで可愛いで、小さな女の子が好きそうな花だからって言ってな。恥ずかしがっていたよ」

「そうですか? 実は家族が知っていたかもしれないですよ」

 こんなの、ただのこじつけだ。

「というか、それより――」

「ん?」

 気になったことがある。


「どうして、僕がモススの花を、フリシキさんのお墓に供えしたことを知っているんですか?」


 墓参りに行っていたのは秘密だった。

 誰にも言っていない。

 いくら、情報収集に長けている憲兵団といっても、この短期間でそこまで調査できるものなのか。

「…………? そんなの、ミライちゃんに聴いたからに決まっている」

「どうやってですか? あなたは五年ぶりに会ったらしいですね。それに、ミライは母親が死んでからずっと泣いていて、昨日はずっとあなたは僕の事情聴取をしていて、そして彼女と僕はずっと一緒にいた。一体いつ、あなたはミライから聴いたんですか?」

「……昨日だ、昨日。お前が現場に来る前に彼女から訊いたんだ」

「じゃあ、彼女に確認をとっていいですね? 本当に話したかどうか」

「何なんださっきから! やればいいだろ、やれば! 俺は昨日あの花屋に行く前には、一度もあそこに立ち寄ったことはない! あの通りを歩いたことすらないんだ!」

 この反応。

 意見が食い違っていても、ミライの気が動転していたから忘れていたんだ、とか平気で言いそうだ。

 ならば、ここで一気に畳みかけるしかない。

 なにやらこの人、怪しすぎる。

「それじゃあ、すいません。あと一つだけ質問していいですか?」

「一つ? ああ、それぐらいなら……」

 ポケットを弄ってあるものを取り出す。

 それは、真っ黒の炭の塊のようなもの。

 事件現場で拾ったものだ。

「裾のボタン、落としませんでしたか?」

「あ、ああ、どうやらどこかに落としたみたいだな」

 裾に眼を落すと、やはりボタンがついていなかった。

「殺害現場で落としたんじゃないんですか? 僕、拾ったんですよ」

「……そうかもしれないな。ありがとう拾ってくれて」

「いえいえ。それはいいんですが、もう使えないと思いますよ」

「…………?」

 閉じていた掌を開ける。


「――この、黒焦げのボタンは」


 プリズンは息を呑む。

「な、あっ――」

 壁に背を預ける。

 もしも、すぐ後ろに壁がなかったから倒れていたかもしれない。

「どうして、あなたのボタンが黒焦げなんですか? 憲兵団が現場に到着した時にはもう、火は消えていたはずですよね?」

「それ――は、制服のボタンだ。他の憲兵団の――」

「それじゃあ、あの現場にきた全ての憲兵の制服の裾のボタンがあるかどうか、調べてもらえませんか? すぐに結果は分かると思いますけど」

「ぐっ――」

「あなたが落としたボタンがどうして黒焦げになっているか。それは憲兵団が到着する前に、あなたが現場にいたからだ。あなた、さっき一度も花屋には訪れたことはないって言いましたね。――これは、どういうことですか?」

「ぐっ、ぐぐぐ」

「あなたがボタンを落とす機会は、たった一つ。あなたがコミットを襲っていた時に、抵抗されたんだ。つまり――」

 ギリッ、と奥歯を噛みしめる。


「あんたこそが、コミット殺しの犯人なんですよ」


 あの新聞記者は事件を隠蔽している憲兵団がいる、という仮説を立てた。

 あの時は単純に腹が立ったが、しかし、彼の仮説がなければ、プリズン犯人説を思いつくのにもっと時間を要しただろう。

 プリズンが事件の担当刑事だったならば、捜査をコントロールするのも容易い。

「…………………………ふっ」

 プリズンは、口元を歪める。

「ふははははははははは!」

 髪を書き上げると、爆笑した。

 もう片方の手で、壁を何度も、何度も叩く。

「いやー、久しぶりに笑わせてもらった。何を言っているのか分からないな。あまりにも理論が飛躍しすぎている。俺がコミット殺しの犯人? だったら、必然的に手口が一緒である五年前の真犯人も、俺になるなあ? まったくそんなこと――」

 あるわけがないだろ、とそう続けると思っていたのに、


「他の人間にばらさられるわけにはいかないな」


 プリズンの手元から、炎の剣が形成される。

 伸びた炎の切っ先が振るわれる。

「ぐっ――!」

 手の甲が、ほんの少し斬れただけだ。

 なんとか避けられた。

 こんなもの、ただのかすり傷。

 だが、

「油断したな。悪いが、かすり傷。たったのかすり傷一つでお前の死は確定した」

 ボォオオオオオオッ!! と、傷口から炎が噴き出す。

「なに――ぐっ! 斬られた傷が拡がっていくっ――!? それどころか、燃えているっ!!」

 傷口が開くと同時に、炎の勢いも上がっている。

 地面に擦りつけるが、鎮火できない。

 擦りつけた場所から、炎が逃げるように移動する。

 しかも、移動した箇所は傷口がどんどん広がる。


「『蝕む炎ベノムフレイム』」


 大して時間が経っていないというのに、もう肘まで燃え上っている。

 たったの一撃のかすり傷でだ。

「燃え広がる炎の斬撃。防ぐ術はない」

「……やっぱり、あなたが全てを……」

 カンツが言っていた。

 花屋に監視者がいると。

 何が目的かは分からないが、自分以外にも監視している人間がいると。

 知りえない情報を彼が知っていたということは、監視者はこいつだったってことだ。

「ああ、そうだ。護送車を襲って燃やしたのも俺だ。最初はどれだけ虚勢を張っていても、人間は死に近づくと哀れに懇願しはじめる。それをゆっくり眺めることができる時だけ、俺は生きていると実感できるんだよ」

「だから、無差別にミライの父親と母親も殺したのかっ?」

 虚空から抜いた『暴食の剣』を振るう。

「おおっと!」

 だが、当たらない。

 よりによって利き腕を傷つけられてしまったせいか。

 痛みで動きが鈍っている。

「ふん!」

「くっ!」

 プリズンは生み出した炎の剣が、左ひざに直撃する。

 傷跡が増えてしまった。

 左ひざの傷口からも炎が噴き出す。

「いや、あの二人は無差別じゃない。ちゃんと選んだよ。フリシキは俺が犯人であることに勘付いたから殺した。まあ、公表する前に自首してくれてって頼みこまれた時は、なんて偽善者なんだって反吐が出そうになったね」

「……だったら、コミットはどうして……?」

「あれは命令されたからだ」

「……命令……!? お前、単独犯じゃないのかっ!?」

 他にも共犯者がいる?

 しかもそれはプリズンに命令できるだけの実力者?

「共犯ではあるが、それと同時に強迫されてるんだよ。まあ、あいつとは意外に趣味が合っていたから、俺も素直に従っているけどな」

「……誰だ」

「さあな! お前には関係ないんだよ! 部外者が!」

 全身を、炎の剣で斬り刻まれる。

「あああああああああああああああっ!!」

 噴き出た炎で全身を包まれる。

 火だるまになるのも時間の問題だ。

「全身が炎を巡ってお前はもうすぐ死ぬ。似たような『スペシャリテ』だったが、どうやらお前と俺では格が違い過ぎたみたいだな」

「ああ、確かに」

 炎の剣で心臓を狙ってきたプリズン。

 その炎の剣を――


「どうやら、俺が格上過ぎたみたいですね」


 避けずに斬りつける。

 炎の剣どころではなく、プリズンの身体そのものを真っ二つに両断する。

「な――に―――」

 下半身をなくてしまって横たわったプリズンが、絶叫する。

「何故、そんな状態で動ける――っ!?」

 だが、そんな状態もなにも、傷などもうない。

「傷が……」

 暴食の剣の力は、触れたものを切断するだけじゃない。

 その逆もできる。

「僕の剣はどんな傷であろうと瞬時に塞ぐことができる。だから最初からあなたの攻撃なんて脅威でもなんでもなかったんですよ」

「油断した俺から情報を聞き出すために、わざと弱ったふりを……!?」

「ああ、おかげで色々知れてよかったです。本当にありがとうございました」

「くそがっ!!」

 傷跡は残っているが、あとどれだけ斬られてもすぐに傷を塞ぐことができる。

 何の問題もない。


「グレイスさんっ!」

「先輩っ!!」


 そのはずだったのに、聴こえてきたのはここにいるはずではない二人の声。

「ミライちゃんと、サクリさん、どうして――!?」

「起きたら先輩がいなくなったから探していたんです。そしたら、サクリさんと会って――」

 後ろから、ゴソッと何か動く音がする。

「……しまっ――」

 振り返る前に、炎の斬撃が地面を迸る。

 咄嗟にプリズンの腕を斬ったが、間に合わなかった。

 ミライに当たってしまう。

「ミライさんっ! 危ないっ!」

 庇ったサクリに、炎の斬撃が足元から腕まで奔る。

「きゃあああああああああああああっ!」

「ははははははっ! 馬鹿がっ! 俺から目をはなしたお前が悪いんだ!!」

 サクリは、目蓋をピクピクさせる。

 断続的な痛みに身体を蝕まれているようだ。

「どうして……? プリズンさんのこと信じてたのに……。こんな馬鹿なことをするなんて信じられない。私に一言でも相談してくれたなら、もっとちゃんとしたことができたのに」

「ああ? 信じる? そんなもの、弱い人間が強い人間に寄生する時の常套句だろ? 誰かに頼らなくていい強い人間は、誰も信じない。誰も信じずに邪魔者を蹴落とせる人間だけが、上手に生きていけるんだよ!」

「お前っ――!」

 これ以上この汚い口を開かせていたくない。

 だが、

「おっ、と! それ以上お前は動くな!! 俺の『スペシャリテ』は遠隔操作ができる。俺の意志で炎の拡散を調整できるんだ! 動くなよ。あの使えないグズを、火あぶりにされたくなかったならなあ。邪魔者をすべて消せば、ようやく俺は自由になれる。しっかり、俺にいたぶらせてくれよぉおおお!」

「お前ぇっ!!」

 何もできない。

 燃え拡がる炎を見ていることしかできない。

 ミライも同じだ。

 自分を庇ってくれたサクリの燃えている姿を正視することしかできていない。

 でも。

 だからこそ。


「『氷の瞳アイスアイ』」


 ミライが、サクリの全身に纏った炎を凍りつかせることができるのだ。

「お、俺の炎が凍りついただとっ!? まさか、これは――ミライの『スペシャリテ』ッッ!? 馬鹿な! ここまで凍りつかせることができるなんて。未来予知や遠隔視といったものを得意とした、戦闘に不向きの『スペシャリテ』じゃなかったのか!?」

 それは五年前の話のようだ。

 今のミライは眼で見たものを凍りつかせることができる。

 以前見せてもらったことがあるが、これほどまで成長するとは……。

 どうやら、まだまだ発展途上の『スペシャリテ』のようだ。

「ぐああああああああああああああっ!!」

 何かをする前に、両手とも斬り落とす。

 これで炎の剣を出しても振るえない。

 十分対処できる。

 ミライの氷もあることだしな。

「終わりだな。お前に命令したという奴の正体について吐いてもらおうか。それとも、俺がお前の命を握ってやろうか?」

 その場にいる誰もが無言になる。

 サクリの氷は砕かれた。

 火傷の跡はあるが、どうやら無事のようだ。

 サクリは素早く懐から拳銃を取り出す。

 ミライも身構えながら、プリズンを視界に収める。

 全員が臨戦態勢。

 もしも交渉が決裂した場合、全員で相手できるようにする。

 それだけこいつは危険人物だ。

 切っ先を僅かに揺らして、どんな動きをしても暴食の剣が捉えられるようにする。

 だが、

「…………ふん。お前、本当に人殺ししそうな眼をしているな……」

 フッ、と力の抜けた笑みをする。

 戦う気がなくなったように見えるが、まだ油断はできない。

「お前が苦しむのを見るのも楽しそうだ。教えてやるよ。俺にコミットを殺すように命令した奴の名前は――」

 そういって、


 プリズンの全身は瞬く間に燃え上がった。


「ぐぎゃああああああああああああああ!!」

「なんだ? 炎が、プリズンの『スペシャリテ』が暴走している!?」

 勢いが先ほどまでの比ではない。

 一瞬でプリズンが燃え尽きそうになる。

「そう……か……やはり……最初から……そのつもりで……」

 この絶妙のタイミング。

 どこか近くで見ていなければ、確かにできない芸当だ。

 周りを警戒するが、人の気配はない。

 見つからないように、どこかにじっと身を潜めて監視している奴がいるのか。

「殺さ……れる……俺が殺したはずの……あいつに……」

「あいつに? お……おい! 誰だ! それは!!」

 このまま死なせるわけにはいかない。

「ミライ! こいつの炎を早く凍らせてくれ!」

「あっ! はいっ!」

 炎を凍りつかせようとするが、凍りついたその瞬間、氷を炎が溶かしてしまう。

「だ、だめです! 勢いが強すぎて!」

「くっ!」

 剣を振るって炎を消す。

 だが、

「あああああああああっ!」

 また火が噴き出す。

 何度も、何度も剣を振るうが同じ結果だ。

「だめだっ! プリズンの身体の周りの炎を消すことはできるが、プリズンの肉体に入り込んだ炎はプリズンの肉体の身体からを休まず焼いている。どんなに剣を振るっても、また内部から火が――!」

「……死に……たくない……。死にたくねぇよおおおおおお……人殺しッ……た、助けてぇ……」

 ボロボロになった腕をこちらに伸ばしながら、プリズンは力尽きる。

 プリズンの肉体は、炭となって消えた。

 残ったのは、黒焦げになったただの骨だけだ。

 そして。

 雨が降り出す。

 ポツポツ、と小さな滴。

 プリズン骨のくぼみを滑るその雨は、まるで涙のようだった。

「人殺し? プリズン先輩を殺したのは、やっぱり死んだはずのあの男なんですね」

「サクリさん……?」

 人殺し。

 その意味は二重の意味を持つ。

 一つは、五年前プリズンが護送車で一度殺した男。

 もう一つは、今プリズンを口封じで殺した男。

 その定義を満たすそいつの名は、たった一人しか思い浮かばない。

「や、やっぱり生きてたんですよ……あの男――」

 ミライは汗を噴き出しながら、


「――キリアは」

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