GM規格128音色に対する楽器の解説書

神崎 諳

まえがき

まえがき


当書籍は現在のデジタルシンセサイザーにも搭載されている、GeneralMIDI規格(以下GM)に規定される、128音色の楽器/音色に関する解説です。

GMとは、様々なメーカーの機材でも、同じような音色で音が出せるように、規定された規格です。

128個の楽器音/音色と1つのドラムセットが指定されており、現在のシンセサイザーはそれを元に作られている場合が多いです。

この128種類の音色に関し、解説していこうかと思います。


私個人が調べた物をまとめていますので、何か足りない部分も多々あると思われます。


昨今のシンセサイザーは、1000以上もの音色を所有する事が、めずらしくありません。

それらの音を扱いやすくするためにも、楽器や音に関する知識があれば、目当ての音や欲しい音がすぐにイメージでき、探し出せるのではないかと思います。

楽器音を把握するためには、これらの知識の他に、実際の音を沢山聴き、覚える必要も出てきます。

 

ひとまず、シンセサイザーやホームキーボードに収録される、沢山の楽器がどのような物なのかをのぞいてみましょう。

 

なぜこういった知識が必要なのか?

シンセの場合、楽器の音のみが収録されており、実質楽器そのものの実体はありません。

つまり、音は知っていても、楽器そのものは分からない、ということもあるのです。

楽器知識がなければその楽器は扱えない。実際の楽器では当然のこと。それはシンセサイザーの「サウンド」でも言えることなのです。

 

本書は、著者が調べたことや、実際の経験上などから知り得た物を記しています。

各章をカテゴリー別に分け、引き出しやすくしています。

興味のあるカテゴリーなどからでも、お読みください。


※ご注意として、楽器の名前は一般的な呼び名を採用しているため、多言語の言葉を扱っています。ご了承ください。

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