蜂蜜色の嘘と蒸気の世界観に酔いしれて

中性的なロディアと美しく気高いリズの小気味良い会話を追っていくうちに、ストーリーはとある『一件』へと辿り着く。

スチームパンク的な世界観とそこで活きる者たちの対比が面白い。
乾いた砂の街と凄惨な事件。魔石と獣人。蒸気機構と天才技師。吸血鬼と人形…心を鷲づかみにされる要素が盛りだくさん。

二人の旅路をもっと見ていたかったな…と心残りがつのったところで、小さな言葉遊びから連なる仕掛けに驚く!
それは幸福な嘘か、それとも悲しい真実か。ぜひご一読を。

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