第12話 遠い日
小さい時の父さんの膝の上
抱かれた母さんの懐
初めて抱いた仔犬のぬくもり
父さんが庭に咲かせた菊の香り
母さんが咲かせたオニユリの花粉
弟が落ちた池の水の色
仔犬がかんだお気に入りの靴
父さんが好きだった
母さんがすきだった
ばあちゃんと行ったお墓参り
寝たきりだったじいちゃんの姿
父さんの下手な日曜大工
母さんの編み物
弟の乳母車
静かに死んだじいちゃんの最期
父さんの晩酌
母さんのおはぎ
炬燵で食べたミカン
小さかった僕と弟
永遠に
思い出は宝物
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます