彼女は嘘つき。でもその心に生まれた気持ちはウソじゃない。懐かしい気持ちになる甘酸っぱ系小説。
遊真蘭戸『ゆうまらんど』 ちょっと名前変えました。
伏線として描かれる『山』が気になる。気になるからこそ読んでしまう。そして、主人公がくり出す嘘に翻弄された読者の私。何が本当で何が嘘かがわからない世界で生きるのには無理がある。その無理が詳細に…続きを読む
主人公の気持ちにのまれた。途中から胃がキリキリしそうだった。逃げてもいいことはあまりない。けど、逃げずにはいられない気持ちがひしひしと伝わってくる。逃げていることへの罪悪感も。積み重なるその気持ちが…続きを読む
想像以上に深かった。嘘で得た心の安定は、嘘でしか守れない。そう考えると、胸が詰まる。自分に気付いたのか、それとも、自分のさえも騙したのか。あっさり読めて、読みやすく、それでいて深い。…続きを読む
嘘をついてしまった後のズブズブ沈んでいく感じと、罪悪感と責任転嫁がない交ぜになった気持ちがよく出ていたと思います。
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