第44話 思い出したように

ずっと続けている不定期連載

言葉の無駄遣い

文字の暴投

紙とインクの消費量

買い物へ行かなくちゃ

コミュニケーション不足

書きなぐるストレス

何かしらしていないとおちつかない

こんなときにもってこいな、これ

これがなんなのか

これが自分なのか

これが自分なのです


思い出したようにまた字が踊る

沈む跳ねる濡れる戦う


捨てられないノートなんてない

ほんとうな残す必要もない

思い出にひたるための小道具


字の行く先を指でなぞって

ペンに持ちかえて続きを探す

あの頃の自分へ続きを急かすが

彼は忙しそうだった

これが自分だったのか

これが自分だったのです

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る