第14話 カンカン頭か痛いのは

ある朝目か覚めたら


何かか変わっている気かした


何かとははっきりとは言えないか


世界かいつもとはちかっている気かした


眠たいか目をこすって手を頭の上で振る


テレビのかめんか問いかけてくる


喋るのかかったるくて指を動かす


それだけで機械かカーテンを開けてくれる


僕の家は古いから、カカカカと音かする


テレビのかめんはまた聞いてくる


僕はニュースか見たいと言った


パッと色とりどりの映像かなかれる


「大変です!かかなくなりました!」


ニュースキャスターのおねいさんか叫ぶ


お母さんか亡くなった?だいぶ私情だな


かか、なんて呼ぶように見えないか


ニュースを変えたか同じことをやっていた


「朝起きたらもう、かかなくなってて」


「かんばってもダメで、ほらねー!?」


「何回試しても言えないんですよ!か!」


「全国のみなさんかこの状態です!」


「かを字に書いて見たんですけどほらこれ」


キャスターは紙に「かかか」と書いている


さらには「かぎぐげご」と


今日しかつ一日だったかな


もうしかつも半分を過ぎていた


「か!かか!言えない、なんでだ?」


テレビのかめんは「かの点々消える」と


大かめんで表示される


かっこうもだいかくもかいじんさんも困る


カラスと透明なカラスとの区別がつかない


血を吸うカと夜のカとの区別がつかない


はかゆい想いもたしかにはかゆいけど


まかまかしい空気なんて可愛い


すかすかしい朝なんて来てほしくない


いかいかの栗は大丈夫


カンカン響くと軽くなる


かかないと困るというニュースか続く


からからと崩れる音を聞いた


僕の小さな世界はからっと変わった


文字か消えていく現象か今後増えるという


必要なくなっていくというかそんなはずない


たかいにちかったかんかえを持つというのに


かんこな僕は


からからのお店かロボットで溢れても


かいのない言葉は消えないし、文字も残る


かかやかしい未来か待っている


僕はいつかかまんの限界を超えて


かかなくなった原因を調べるために


仕事を辞めて猛勉強してだいかくに入る


かの点々は逃げたまま


かむしゃらに勉強している

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