最終章 んじゃ、結婚すっか。 第1話 孤独で死にそうだ。

35歳になった。



1人鍋も1人焼肉も1人旅も1人リゾートも経験してもはや無敵なんだけど、休みのたびに悲しくなるし孤独で死にそうだ。



『んじゃ、結婚すっか。』by孫悟空



、、、、とは言ったものの誰と結婚しよう?



今のところ私は特定の人と付き合っている訳ではないし、イチコからのプロポーズは速攻で断ってるし、。


そもそも私が結婚する人は、私が知ってる人なのか、それとも未だ見ぬ知らない人なのか??


うーん、、、、。



うーん、、、、、、。



よし、、まずは知ってる人全員との結婚の可能性を考えよう。


それがダメだったら、、仕方ない、。


知らない人を見つけに行こう、。



私は携帯電話を取り出してアドレス帳を開いた。



〜2時間経過〜



すべてのアドレスから考えるに、

イチコ不可

ニノ不可

ミーコ不可

ヨリ不可

ゴトウ不可

ムー不可

ナナ不可

オクトウ不可

ユウキ不可

その他大勢不可



うーん、、、。



あ!!


トワコはどうだろう?


私は華奢で愛らしく何故か動きの素早いトワコを思い出した。


トワコは私が30〜31の時に同じ職場に在籍していて、身体を壊して辞めた子だ。


トワコは在職中に私への猛烈なアプローチがあった子だ。


飲んだあと2人で抜け出したカラオケボックスで故意に体を寄せてきたり、帰れない→漫画喫茶→ホテルとか自宅とか、退職後も関西住んでいたから私が西に行くたびに遊んだり泊まったりと、旅行好きな私の相手をしてくれていた。



しかし、、しばらく会っていないし連絡も旅行に行く時以外しないからトワコが今誰かと付き合ってるのかどうかすらわからない。


、、、、、、、



よし、一度会いに行ってみるか。



私は、すぐに大阪行きの切符を予約した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る