第5章 まっすぐな直球をストレートで 第3話 少し黒い想い出話

ちょっと前回イイヤツ風だったから、少し黒い想い出話。



私が奥藤と付き合っていた頃、ナナとの別れの後に周囲に同情される感じがあってそれが嫌だったので、奥藤との付き合いを公開してなかったから女性に誘われることがたまにあった。


まぁ、遊びに行くくらいなら良いかと、飲んだり映画見たりくらいはしたのだが、どうしても私と付き合いたいと言ってきた女性がいた。



私『いや、、無理だよ。』


ユウキ『、、なんで?』


私『いや、、なんでって、ユウキと付き合う気は無いよ。』


ユウキ『、、、じゃあ、、キスしてよ、、そしたら諦めるから。』


私『えええええ、やだよ。』



ユウキ『即答かよ、、じゃあ、、出来るだけ酷いこと言って振ってよ、。』


私『えええ!?いいの?、、どうしよ??なんて言おうかなぁ、、。

チョット考えさせてね!』


ユウキ『ッ?!、、、、、、、。』


と、私はとても楽し気なお題を出されたので出来る限りの最悪な振り文句を考えた。


なんせ、女の人には優しくするのが当たり前で、酷いことなんて言ったことも無いし、普通言っていいものでもないだろう。


こんな免罪符もらう機会なんて一生に一度あるかどうか、、。


私は渾身の台詞を捻り出した。



それがコレだ。



私『ユウキはマックスでセフレだな。

今後どんなに進展があって仲良くなる事があったとしても、セフレ以上は一生無いかな。

それでも良ければいいよ。』



、、、ユウキは泣き崩れた。



ユウキ『、、もう、、帰れ、、その前に、、、やっぱりキスして、。』



コイツ、なんてメンタルだ!?



と思いながらもユウキのガッツに応えるために私はユウキにキスをした。


さらに同時に、メチャメチャ胸を揉んでみた。



ユウキ『、、本当、、ッ私あなたのこと嫌いになれたわ、!』


私『、、そりゃ良かった。

じゃあね〜。』



私はユウキをその場に残し、さっさと帰った。



とても酷いことした日のことを急に思い出したので、懺悔を込めてここにここに記しておこう。

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