第4章 そりゃないぜBABY 第3話 最低のセリフ

なんかめずらしく勢いで押し切ったらボインが我が手中に収まった。


、、、、、、、


、、、、、、、


オッパイがひとつ、、

オッパイがふたつ、、、、


♫ッつッかッも〜おぜッ!!(。・ ω<)ゞ



いやー、すごいね。


もうね、、楽しい。


なんて言うか、、アレ、あのボクサーが手をグルグル回しながら上に向かってダムダムダムって叩くやつ。


あんな感じですわ。


今までミニマム、ライト、フェザー級あたりで戦ってたのだけど、ナナはウェイトは絞りながらもミドル級の破壊力だった。



それはさておき。


ナナと付き合う事になってひとつ困ったのは、

【社内恋愛】ってことだ。


我が社は最近、社内恋愛から女性が妊娠し退職するという事が頻繁に起こっており、大変めでたい事なのだけれど、育てた部下がドンドン抜けて人手不足となり機会の喪失につながっている。


そんな事からも、社内恋愛に対しての締め付けがキビしくなってきていたのだ。


そんな時に一番面倒臭いのは、、


タチの悪い上司だ、、。


◯さん『お前最近なんか、、アレだろ。あの子と付き合ってんだろ?』


私『え、なんでですか?付き合ってないですよ。』


◯さん『まえからあの子のコト気になってたっぽいけど、最近急に全くあの子と話さなくなったもんな。』



、、、スルドイ、。



◯さん『付き合ってるって言っちゃえよ!』





、、、、、、、



ああ、面倒くさい。



そんな感じで面倒くさい事もあるが、私とナナの交際は概ね上手くいっていた。



そう、あの事件が起きるまでは。



、、、、、、、、、



私の家にナナが泊まりにきた。


疲れていたこともあり、その日2人はすぐに寝てしまった。



〜翌朝〜


私は微睡みの中、朝特有の下腹部への血液の集中を利用した営みを仕掛けようとナナに身体を寄せて、


私『ムーはここが弱いんだよね〜』


と言って手を伸ばした瞬間に全てを把握し、己の血の干上がる音を聞きながら死を覚悟した。



、、、、ッッ!!!!??



前の彼女と名前を間違えて呼んでしまった、!!!



授業中に先生の事をお母さんと呼んだことで皆にからかわれ赤っ恥をかいて泣いていた子供時代の同級生を思い出した。


あの時失敗しておけば今こんな場で、こんな最低のセリフとともに、彼女の名前を呼び間違うなんてことは無かっただろう、!!


私は己の至らなさを呪った、!!



ナナは、、、気付いているか、、??!



私は素早くナナの表情を確認し、確信した。


めっちゃ聞こえてた。



咄嗟に土下座して謝る私をそのままに、ナナは大きく離れて迂回して部屋から出て行った。

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