幸福のディストピアにて

ユートピア、裏を返せばディストピア。その構造が極めて純粋な小説表現として伝わってきた。
現実問題を考えるにあたっても、非常に皮肉の効いた作品だった。
意図のあるなしは分かりかねるが、失った故郷「帰る場所の喪失」といったテーマも中に重ねて感じられた。私たちが気づけば拠り所にしているもの、それを失うことがいかなことか、この一稿を通じて考えることができた。


最後に、とりあえず拍手!!←